NHK杯戦千田翔太六段VS佐藤康光九段

今週のNHK杯戦は準々決勝に入りその第1局。 ソフト研究で名を馳せた若手千田六段とベテラン佐藤九段の戦い。 解説は森内俊之九段。 最後は大差で終局となったが途中は二転三転していた。 ねじり合いは佐藤九段に一日の長があり千田六段は名を成さしめた。 初手からの指し手 7六歩 3四歩 2六歩 8八角成 同銀 4二銀 9六歩 3三銀 4八銀 5四歩 9五歩 2二飛 6八玉 2四歩 7八玉 6二玉 5八金右 4四銀 3六歩 3三桂 3七桂 4二金 5六角 4手目に佐藤九段は8八角成! これで定跡型にならないことが決定。 千田六段は23手目に 5六角 を放った。 が、この手は狙いが単調で後手良しになった。 角は温存して 7七銀 など駒組をすすめて一局。 5六角以下の指し手 7二銀 3四角 7四歩 7七銀 8四歩 8八玉 8三銀 7八金 7三桂 6六歩 7二金 6八金右 2一飛 5六歩 7一玉 1六歩 8五桂 8六銀 5五歩 同歩 同銀 5六歩 6四銀 1五歩 5三金 1六角 8二玉 5七銀 1四歩 同歩 同香 3四角 1九香成 1二角成 8一飛 2三馬 香得を果たして明らかに後手良しになった。 2三馬の局面は後手良しだがまだ難しい。 ここで佐藤九段は 3一香 と打った。 以下 4五桂 同桂 同馬 と進行して今度は先手良しにみえる。 なんで 3二歩 と打たなかったのだろう。 同馬なら1一飛と回って飛車成が防ぎにくい。 1三歩 同飛 …

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