NHK杯戦三浦弘行九段VS大橋貴洸四段

今週のNHK杯戦も面白かった。 序盤から戦いが勃発して競り合いが長く134手という手数以上に熱戦という感じがした。 先手の三浦九段の居飛車穴熊に新鋭大橋四段が攻めかかった。 部分的には戦果が挙げられても最後は穴熊にしてやられそうな細い攻めだった。 これでつぶせるなら振飛車がもっと増えそう(笑) (すみません居飛車党の感覚です) 以下 8六銀 7三銀 5八飛 4六歩 同歩 6五歩 6八飛 6六歩 同金 9七桂成 同銀引 9六歩 8六銀 9七歩成 同香 9六歩 同香 同香 9七歩 8五歩 7七銀引 8六歩 と進行。 この局面は先手良しだと思う。 この局面で三浦九段は堂々と9六歩と取った。 すかさず 9七歩 と垂らされて先手の優位は消えた。 ここは何はともあれ 5五桂 と打って角筋を止めておくところだった。 以下の指し手 9六歩 9七歩 同桂 8七歩成 同銀 6四香 6七歩 6六香 同歩 6五歩 5五香 5七金 8八飛 6六歩 6八歩 5六金 7八銀 5五角 5九香 6四角 7五歩 8一香 後手がうまく指し回したようだが互角か先手持ち。 以下の指し手 5六香 8八香成 同銀 9八歩 同玉 9五歩 5四香 9六歩 8五桂 8四銀  解説の山崎八段が、7六桂とはやらないだろうと言っていたのにふんどしをかけたのにはびっくり。 8六金と打って上部を厚くしておいた方が良かったのでは? 以下 7六桂…

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