NHK杯戦井上慶太九段VS糸谷哲郎八段
今週のNHK杯戦は新鋭八段の逆転勝ち。
次の局面は、ベテラン井上九段がうまく指し回して大優勢。
先手が若手なら、以下うまくまとめて勝ち切るだろう。
そこはベテラン。
よれまくってすぐに形勢はおかしくなる。
以下
8七歩成 同金 3八龍 7七玉 と進行。
7七玉のところは 7八桂 とか 9七玉のほうが良かった。
7七玉 以下 4七龍 6七桂 5六銀 7八銀 5七歩
後手の攻めは結局 5七歩 くらいしかなかったのだから、危険地帯に近づく 7七玉 はなかった。
さらに 7四歩 と緩手を指し、5八歩成 7三歩成 5二飛 6三角 7三桂 同角成 2二玉 と進行した局面はすでに逆転気味。
以下 手数は長くなったがチャンスはなかった。
将棋は厳しい。