Billboard 2020年7月4日

【アルバム】 ラッパー、リル・ベイビーの “My Turn” が3%減の7万ユニットながら3週連続通算4週目の1位。 今年3枚目の4週間以上ナンバー1を記録したアルバムとなった。 他の2枚はザ・ウィークエンドの “After Hours”とロディ・リッチ “Please Excuse Me for Being Antisocial”。 7万ユニットのほとんどがストリーミング。 2位に初登場したのは大ベテラン、ボブ・ディランの “Rough and Rowdy Ways”。 5万3千ユニットのほとんどが売上枚数で5万1千枚。 もちろんこちらが今週いちばん売れたアルバムとなる。 ディランが2位以上にランクインするのは2009年5月16日付で12万5千枚売って1位に初登場した “Together Through Life” 以来11年ぶり。 2017年の前作 “Triplicate” は最高37位で2週間しかチャートインしなかった。 これでディランのアルバムは23枚がトップ10入り、トップ40入りは50枚めとなる。 なんと7十年紀にわたるトップ40入りで息の長さには感心。 こちらは初記録のようである。 このニューアルバムからは17分にも及ぶシングル “Murder Most Foul” がカットされ、Rock Digital Song Sales チャートで初登場1位を記録して、彼にとってビルボードの各種シングルチャートで初のナンバー1を記録した。 ア・ブギー・ウィッ…

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令和元年度看寿賞

今年も全部門で受賞作が出たのは良かった。 が、 ネットでのフライング発表はいただけない と今年もまた同じことを書いている。 中編の小林尚樹氏は初受賞おめでとうございます。 良い作品だと思ったので発表時に当ブログでも紹介した作品の受賞は嬉しい。 ほかの方々はいつものメンバー(笑)なので省略。 山路大輔氏は2年連続通算5回目の受賞。 今回の短編部門受賞で、特別賞を除く全部門制覇の偉業達成。 全部門制覇は、上田吉一、若島正氏、相馬康幸氏に続く4人目の記録(のはず) 添川公司氏も13回目の多受賞作家。 まずはおめでとうございます。 が、しかし 今年の受賞5作は多過ぎると私は思う。 短編はどちらかひとつで良い。 また特別賞はいらないでしょう(笑) 選評をみていないのでわからないが、なんとなくもめたのではないかと思う。 とにかく毎年全部門最低1作受賞作を出していれば、こんなことを書かずにすむ。 多受賞で文句つけられ、該当なしでも文句をつけられる(笑) 毎年全部門最低1作受賞だけは厳守してもらいたい。(しつこい) 今年の審査結果 短編賞 山路大輔氏作 詰将棋パラダイス 8月号高等学校 1 3手詰 短編賞 山路大輔氏作 詰将棋パラダイス 11月号高等学校 1 5手詰 中編賞 小林尚樹氏作 詰将棋パラダイス 7月号大学 31手詰 長編賞 田島秀男氏作 詰将棋パラダイス 11月…

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Billboard 2020年6月27日

【アルバム】 ラッパー、リル・ベイビーの “My Turn” が12%増の7万2千ユニットで2週連続通算3週目の1位。 今年3枚目の3週間以上ナンバー1を記録したアルバムとなった。 他の2枚はザ・ウィークエンドの “After Hours”とロディ・リッチ “Please Excuse Me for Being Antisocial”。 7万2千ユニットのうち7万1千弱がストリーミングで売上枚数は91%増の千枚弱。 今週も先週に続き2週連続でトップ10内の初登場無し。 こんな事態は昨年の正月以来1年5か月ぶり。 その時は1月12日付から3週連続でトップ10内に初登場するアルバムがなかった。 クリスマスシーズン明けでニューアルバム発売が少なかったためそんな事が起きた。 クリスマスシーズン明けでもないのにこんなことが起きるのはレアケースである。 通常時で2週連続トップ10デビューがないのは2013年3月2日と9日以来で7年ぶり。 当時はマムフォード&サンズの “Babel” がグラミー効果で通算4週目の1位に復帰して翌週も1位をキープ。 3月2日の最高位デビューはブレット・フォー・マイ・バレンタインの “Temper Temper ” 13位。 3月9日の最高位デビューはブラックチェリーの “Confessions ” 20位だった。 レディー・ガガの “Chromatica” は今週も2位をキープ。 ポイントは31%減の4万4千ユニット。 レディ・ガガ…

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ドヴラートフ レニングラードの作家たち

ドヴラートフ レニングラードの作家たち@ユーロライブ 制作年:2018年 製作国:ロシア 日本公開:2020年6月20日 上映時間:2時間6分 配給・提供:太秦 監督☆アレクセイ・ゲルマン・Jr キャスト セルゲイ・ドヴラートフ☆ミラン・マリッチ ダヴィッド☆ダニーラ・コズロフスキー 若手女優の旧友☆スヴェトラーナ・コドチェンコワ 文芸雑誌の編集者☆エレナ・リャドワ エレーナ☆ヘレナ・スエツカヤ ヨシフ・ブロツキー☆アルトゥール・ベスチャスヌイ アントン☆アントン・シャギン 【あらすじ】 1971年のレニングラード。作家のセルゲイ・ドヴラートフ(ミラン・マリッチ)は、前衛的な芸術を弾圧するソ連政府の統制により、思い通りの作品が発表できなかった。ジャーナリストとして生計を立てながら、詩人のヨシフ・ブロツキー(アルトゥール・ベスチャスヌイ)と作品発表の機会をうかがっていたが、すべてを捨てて、芸術家の仲間たちと共にアメリカに亡命する。 【感想】 6月17日(水)3ヶ月20日ぶりの試写イベントで渋谷のユーロライブに行った😄 演しものは、ドヴラートフ レニングラードの作家たち。 マスク着用、検温、行列避けるため整理券配布、席は半分で一席開けて座れとの事。 これからは以前のような多数を集めた試写会は開催できそうにない。 元々宣伝効果あるか分からないイベントだから縮小はやむをえまい。 上映前に配給会社の太秦の人が挨拶。公開日が3回ものびてようやく…

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Billboard 2020年6月20日

【アルバム】 ラッパー、リル・ベイビーの “My Turn” が5%増の6万5千ユニットで3位から1位に上昇。 3月14日付での初登場ナンバー1以来通算2週目のナンバー1。 6万5千ユニットでの1位は昨年の6月18日付でビリー・アイリッシュの “When We All Fall Asleep,Where Do We Go?” が6万2千ユニットで3位から1位に上昇した時以来の低ポイントでの1位。 13週ぶりの1位復帰は、2019年のレディ・ガガとブラッドリー・クーパー “Star Is Born” の17週以来の長い期間をおいてのナンバー1。 レディー・ガガの “Chromatica” は先週の初登場ナンバー1から2位に後退。 ポイントは77%減の6万4千ユニット。 もうすこしふんばれば2週連続だったのに残念。 レディ・ガガのナンバー1アルバムリスト ① Born This Way 2011/6/11~6/18 (2週間) ② ARTPOP 2013/11/30 (1週間) ③ Cheek to Cheek 2014/10/11 (1週間) ④ Joanne 2016/11/12 (1週間) ⑤ A Star Is Born 2018/10/20~11/3,2019/3/9(4週間) ⑥ Chromatica 2020/6/13(1週間) ラッパー、ガンナの “Wunna” は20%減の3万9千ユニットながら4位から3位に上昇。 ラッパー、フュー…

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Billboard 2020年6月13日

【アルバム】 レディー・ガガの “Chromatica” が初登場ナンバー1。 27万4千ユニットのうち売上枚数20万5千枚。 彼女にとって6枚目の全米ナンバー1。 レディ・ガガのナンバー1アルバムリスト ① Born This Way 2011/6/11~6/18 (2週間) ② ARTPOP 2013/11/30 (1週間) ③ Cheek to Cheek 2014/10/11 (1週間) ④ Joanne 2016/11/12 (1週間) ⑤ A Star Is Born 2018/10/20~11/3,2019/3/9(4週間) ⑥ Chromatica 2020/6/13 ポイントのうち売上枚数の構成比が75%と高いのが特長。 オフィシャルサイトで多数のグッズ付きとコンサートツアー抱合せでCDが販売されているのはアメリカでは最近みな同じ。 8月に3回のスタジアム・ショーが予定されているが開催できるのか? iTunes Store、アマゾン、ターゲットでの販売も好調。 ターゲット限定でボーナストラック収録のデラックス盤が販売されている。 ガガのナンバー1アルバムは6枚目で女性アーティストでは8人目の6枚以上保持者となった。 一番はバーブラ・ストレイザンドの11枚で以下マドンナ9枚、ジャネット・ジャクソン7枚、6枚はビヨンセ、マライア・キャリー、ビリトニー・スピアーズ、テイラー・スイフトの合計8名。 全アーティストでトップなのはザ・ビート…

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Billboard 2020年6月6日

【アルバム】 ラッパー、ガンナの “Wunna” が11万1千ユニット(4千枚)で1位に初登場して初の1位。 昨年の “Drip or Drown 2” は9万ユニットで初登場最高3位。 ラッパー、リル・ベイビーの “My Turn” は微減の6万5千ユニットながら3位から2位に上昇。 ラッパー、フューチャーの “High Off Life” は60%減の6万1千ユニットで先週の初登場1位から3位に後退。 昨年の “The Wizrd” は12万5千ユニット(1万5千枚)で初登場1位。 ザナインティーンセヴンティーファイヴの “Conditional Form” が4位に初登場。 ポイントは5万4千ユニットでそのうち売上枚数は3万9千枚でこちらが今週のベストセリングアルバム。 2018年の前作 “A Brief Inquiry Into Online Relationships” は6万6千ユニット(4万8千枚)で初登場最高4位。 2016年の “I Like It When You Sleep, for You Are So Beautiful yet So Unaware of It” は10万8千ユニット(9万8千枚)で初登場1位。 シカゴ出身の若手ラッパー、ポロGの “The Goat” は先週の初登場2位から5位に後退。 ポイントは48%減の5万2千ユニット。 ドレイクのサプライズリリース “Dark Lane Demo Tapes” は4位か…

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