第6期叡王戦 本戦2回戦斎藤慎太郎八段VS渡辺明名人
さきほど終局した叡王戦斎藤慎太郎八段VS渡辺明名人戦は面白かった。
ハイライトはやはり終盤。
終盤は二転三転。
最後は渡辺名人が受けを誤り頓死負け。
96手目に渡辺名人は6七銀と打った。
この局面のAI評価は83-17で先手の勝ち。
斎藤八段が7九玉と引くと14-86に大逆転した。
以下 5八銀成 2四飛 と進行。
渡辺名人は残り時間が6分あったのに 2三金打 としてしまった。
2三金打 で評価値は再逆転。
99-1で先手勝ち(即詰みあり)となった。
2四飛 に対する正しい応手は 2三桂。
それなら以下 3三桂成 同玉 4五桂 には 4四玉 と逃げて 3五金 には 同桂 があるから詰まなかった。
最後は渡辺名人にしては珍しい頓死負け。
斎藤八段もたぶん盲点に入って読み落としていたのだと思う。
詰まないのわかっていれば 6七銀 は 同金 と取っていただろう。
これだから人間の指す将棋は面白い