第80期順位戦C級1組11回戦長谷部浩平四段VS渡辺和史四段
昨日(3月10日)戦われた順位戦C級1組で最後まで残った長谷部浩平四段VS渡辺和史四段戦はすごい戦いだった。
渡辺和史四段とは角落ちで教わったことがある。
渡辺和史四段指導対局会 @棋楽
感想は強い先生だなぁ
爾来注目し応援している。
昨日の長谷部四段との戦いは矢倉(模様)。
序盤から苦しい戦いだったように見えた。
これはダメか、服部先生の昇級かなと思った局面から執念の一手が出る。
良い手かどうかわからないが玉頭に香を打ちつけた。
同飛 と飛車を近づけて 5六角!
5六角以下の進行
6八香 8七歩 9五金 5八金 6九銀 同金 同玉 2九角成 9八飛 5六馬 6七桂 5二銀 3二角成 3五銀 3三成銀 7六歩 同馬 7五歩 3二馬 7六桂 8六桂 8八歩成 同銀 6八桂成 同玉 5七金 7七玉 3三飛 7四桂 同馬
後手は勝負勝負とあやしい手を連発してせまるが敗勢にかわりない。
この局面ははっきりしていて、3三馬と飛車を取れば先手勝ち。
長谷部四段は7六銀と打たれるのを嫌ったのか 8四金打 と指した。
そのため 3二飛 と馬を取られてとうとう逆転模様。
7四桂 同馬 以下の指し手
8四金打 3二飛 8七銀 6七金
3二飛 に対し 7四金 と馬を取ると 5九角 と打たれて詰んでしまう。
8四金打が悪手であった所以である。
しかたなく 8七銀 と守った。
棋勢の好転したこの局面で後手は 6七金と悪手を指してしまう。
長…