ABEMA地域対抗戦2025準決勝第二試合第5局藤井聡太七冠VS稲葉陽八段

昨夜放映されたABEMA地域対抗戦2025準決勝第二試合第5局藤井聡太七冠VS稲葉陽八段は面白かった。 将棋youtuberたちが【大事件】藤井聡太竜王が一瞬のスキをついて大逆転!などと興奮気味に報じている🤣 やはり持時間が短い将棋ほどドラマが起きやすい。 ドラマが起きるためには当然 ① 相手が強いこと ② 強い相手がうまい指し回しを魅せて終盤まで優位を保つ ふたつの条件が必要だ。 名人戦や竜王戦のような持時間の長い将棋では起きにくい。 王座戦、棋聖戦、棋王戦や叡王戦の方が大逆転をみることが多い。 NHK杯戦の対増田康弘八段戦のようなことも起きる。 フィッシャールールはまさに藤井逆転将棋のためにあるようなルールではないか?🤣 本局では稲葉八段優位のまま終盤に突入。 140手目に稲葉八段が 7七歩 と詰めろで歩を打った。 7四歩 と銀を取って先手の勝ちに見えるが詰まされてしまう。 詰手順は 8九金 同玉 7八歩成 同玉 6九角 7七玉 7六金 6八玉 3八飛成 6九玉 4七角 5九玉 5八角成 まで 6九角 に 8九玉 は 6七角 と放して打って詰み。 6九角 に 6七玉 は 4九角 で詰み。 いずれも簡単な詰みだ。 よって 7四歩 とは取れず 7七同銀 と取った。 以下 8三銀 7四銀 と進行。 実戦はここで稲葉八段が 7二金打 と指してしまったので 7三銀不成 と金を只取りされて逆転となった。 かと言ってこの局面で後手勝ちを読み切るのはたいへ…

続きを読む