ロシア皇帝の至宝展

あと2週間で終ってしまうので「至宝クレムリンエッグ」を見に出かける。
クレムリンがモスクワの中心部に城塞として初めて築かれたのは12世紀だそうだ。
すぐにチンギスハーンの孫に征服され約250年支配される。この時代のことを「タタールのくびき」と呼ぶ。
「タタールのくびき」という言葉は聞いたことがあっても、どういうことなのかはよく知らなかった。世界史をもっとよく勉強すれば良かったのかもしれないが、あまり習った覚えが無い。
展示された宝飾品やイコンは煌びやかで、ロシア皇帝の権勢の大きさが偲ばれた。
なかでも、ロシア皇帝御用達だった伝説の宝石細工師・ファベルジュが製作した
「インペリアル・イースター・エッグ」は精緻な細工と美しいデザインで一見の価値があった。
ウスペンスキー大聖堂のバーチャルリアリティ映像は、聖堂内の壁や柱を埋め尽くす
イコンやフレスコ画、煌びやかなシャンデリアなどを10分ほど見せてくれる。
それにしても、日本の構築物や内部のありようと全く異なった世界である。
宗教観や感性がまったく違うんだなと感じた。

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