脳内ニューヨーク
脳内ニューヨーク@新宿明治安田生命ホール
制作年:2008
制作国:アメリカ
英題:SYNECDOCHE,NEW YORK
日本公開:2009年11月14日
上映時間:2時間4分
配給: アスミック・エース
監督・製作・脚本: チャーリー・カウフマン
キャスト
ケイデン・コタード☆フィリップ・シーモア・ホフマン
ヘイゼル☆サマンサ・モートン
クレア☆ミシェル・ウィリアムズ
アデル☆キャサリン・キーナー
タミー☆エミリー・ワトソン
エレン☆ダイアン・ウィースト
マリア☆ジェニファー・ジェイソン・リー
マデリン☆ホープ・デイヴィス
他
【ストーリー】
人気劇作家ケイデン・コタード(フィリップ・シーモア・ホフマン)は、ある日突然、妻と娘に家を出て行かれてしまう。
そんなとき、マッカーサー・フェロー賞受賞の知らせが舞い込む。
行き詰った彼はその賞金を使い、自分の頭の中のニューヨークを実際のニューヨークに作り出すという壮大な芸術プロジェクトの構想を思いつく。
【感想】
難解で、何回か観ないと理解するのは困難な作品。(笑)
登場人物が多く、時間の経過も長く、かつ間隔もある。
いきなり時間が飛ぶのでついていくのが大変だ。
これで、行ったり来たりされたら完全に理解不能だろう。
賞金で、ニューヨークに自分の頭の中のニューヨークを作り出そうとする。
そのため、実際の自分と、舞台の中の自分が存在し、観客の混乱を誘う。
一回目の鑑賞は、何がなんだかわからずに終わった。
二回目は、アデル、ヘイゼル、クレアなど主要なキャストを把握して鑑賞。
ケイデンとヘイゼルの長年にわたる回り道が中心の作品であることがわかった。
しかし、エレンやタミーの把握が不十分で、全容の解明には至らず。
いろいろな要素が詰まった難解作だった。
エンターテインメント性はあまりない。
また、言葉の障壁も高い。
欧米の人が観たら、いろいろなシーンで爆笑がおきるのだろう。
気がついた洒落を列挙すると
Turkey を七面鳥とトルコ人にかけたしゃれ
Psychosis(精神病)とsychosis(かおのおでき)
Stool を便と椅子にかけたしゃれ
Ophthalmology(眼科)と何か発音の近い診療科
Neurology(神経科)Urology(泌尿器科)
このくらいしか気がつかなかったが、実際には随所にあったのだろう。
あと、ずいぶんと、ウンコのシーンがあったのも印象的。
グリーン、レッド、灰色とずいぶんカラフル。
あまりほめる気にはならないが、2、3回観るつもりで観るには良い作品。
この記事へのコメント
貴重な火曜日が無駄に。。。 『副王家』『バクダッド・カフェ』にすればよかった。