第99回職域団体対抗将棋大会

2年ぶりに職団戦に出場。
会場は2年前の第95回職域団体対抗将棋大会と同じ千駄ヶ谷の東京体育館。
前回はB級だったが、今回はA級で参加。
人間相手に将棋を指すのはナント2年ぶり。
職団戦でしか将棋を指す事がない!

東京体育館の隣の国立競技場ではナビスコ杯の決勝戦。
神宮球場では早慶による六大学野球の決勝戦。
外苑前では DESIGNERS WEEK 2010。
そこら中で(明るい)イベントが行われている。
東京体育館ではおっさんが二千人集まって将棋イベント。
天気はいいし、将棋なんか指してる場合じゃあないと思う。(笑)

第99回職域団体対抗将棋大会各クラスの優勝チームは下記の通り。
S級  NEC(1)(東京都港区)
A級 公認会計士(1)(東京都千代田区)
B級 JT本社(1)(同港区)
C級 日本女子プロ将棋協会(同)
D級 五郎丸(同渋谷区)
E級 アクセンチュア(同港区)
F級 小寺歯科(同中央区)  

10時少し前に会場に到着。
ちょうど米長会長が挨拶しているところだった。
次回は100回なので、全棋士に来てもらうとかなんとか。
全棋士は来なくていい。
が、タイトルホルダーは全員来てほしい。
かなりの確率で指導対局を受けられるような企画がいいな。

で、一局目が始まったのは10時を少し経過してからだ。画像
対戦チームは、2年前にC級で優勝した強豪チーム。
不動の大将を張っている(笑)わたしの相手はおじさんだった。
先手のまっつぁんこの2六歩で対局開始。
戦形は矢倉となる。
わりと簡単に優勢になり、先手の4五歩に対し4四にいた角を6六角成
「そこは成れません。」
と指摘してあっさりと終局。
70手目が反則手で、ほとんど時間使わずにまっさきに一勝をあげる。
待ち時間が長かったが、チームは2-3で敗戦。
敗者慰安戦のほうにまわることになった。

慰安戦にまわると、ここからは残留決定戦だ。画像
次も負けるようだと、次回は降級してしまう可能性が高い。
負けるにしても、2-3くらいには押さえたいところ。
敗者慰安戦の一回戦は、またも国際的優良企業。
相手は一目散に熊ってきて、難なく先手まっつぁんこの作戦勝ちとなる。

右の図は、59手目に4五歩と押さえたところ。
ここで5三銀と引くようではどうにもならない。
5五銀と暴れてきたが無理筋。
駒得を生かして収束。
93手で穴熊玉を攻略した。

この一局もあまり時間を使わず一番最初に終局。
また、待ち時間が長かった。
チームの成績は4-1で勝ち。
これでA級残留決定。
二回戦って時間は12時半。
お弁当を遣い三回戦は13時20分から。

慰安戦の二回戦の相手は新聞屋さん。画像
ワタクシの前には若くて強そうなお兄さんが座る。
こちらは、もう残留も決まったし疲れたから早く帰りたいなモード。
右の図は先手が7五歩と突いてきたところ。(盤面は先後逆表示)
飛車をヨコに逃げるべきなのはわかっていたが、つい取ってしまった。
当然先手は7四銀と上がってくる。
以下 3四歩 4四角 5六桂 5五角 6四歩 7五銀 6三歩成
と進行して、なんとかなるかと思ったが玉形が違いすぎた。
もう少し粘り強く指さないといけない。
最後は綺麗に寄せられた。
最終 6九飛(105手) で投了。画像
こんなカッコいい手を指させてはいけない。(笑)
この対戦相手はかなり強い感じがした。
※後程私立武蔵高校の22年後輩であることが判明
本日の最長不倒記録だったが、それでもチーム5人では一番に終局。
やっぱり時間はたくさん余ってしまう。
ワタクシの将棋は勝っても負けても決着が早いのが特徴だ。
で、また待ち時間が長かったのだが、チームも1-4で敗退。
A級残留を決めただけの最小限の成果を収めるに留まった。
もう一枚強力メンバーが加わらないとA級で上位に食い込むのは厳しそうだ。
慰安戦ではいくら勝ってもあまり意味はない。

A級は一番モチベーションの維持が難しいクラス。
優勝しないとS級にはあがれないし、そんな可能性はゼロに等しい。
残留が目標では盛り上がらない。
落ちれば、また上がろう!と頑張れるのだが。

2時半に本日の将棋イベントはミッション完了。
外苑で行なわれている TOKYO DESIGNERS WEEK 2010 を少し覘いて帰ってきた。

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