100,000年後の安全/孫文の義士団
5月4日(水)@ヒューマントラストシネマ有楽町二本立て上映会。
とは言っても、意図せざる緊急避難的二本立て。
シネカノンがヒューマントラストシネマに変わってからは、この映画館で映画を観るのは初めて。
今回はあまりのへたれぶりだったので、今後はよほどのことが無い限りこの映画館は利用しない。
もともとの目的は “孫文の義士団” の鑑賞であった。
10時開映なので20分前に映画館につくとチケット売り場には長い列が出来ていた。
とはいっても、数十人程度だから20分もあればさばけるだろうと思っていた。
が、とにかく行列のすすみが遅い!
カウンターは3つもあるのに、処理しているのは1つだけ。
行列できてるのにのんびりやってるもんだから結局さばききれない。
10時間際になってから、“孫文の義士団”の方は先になんて言い出すものだから列が崩れて大混乱。
この映画館のスタッフは最低である。
行列ができているのは見ればわかる。
人はたくさんいるんだからチケット売りに人回してどんどん処理すればいい。
全然気が利かない。
何で臨機応変に対応できないんだ?
というわけで、結局10時の回は混乱の内に満席となったのである。
しかたなく12時50分の席を取ったのだが、家に帰るのは面倒。
で、100,000年後の安全を埋め草として(笑)観る事にしたのである。
今後もこんな体制でいくのなら、指定席はやめて全席自由にすべき。
そうすればへたれスタッフでも(発券だけですむから)早く処理できる。
100,000年後の安全
英題: INTO ETERNITY

製作年: 2009年
製作国: デンマーク/フィンランド/スウェーデン/イタリア
日本公開: 2011年4月2日
上映時間: 1時間15分
配給: アップリンク
監督: ミカエル・マドセン
キャスト
ミカエル・マドセン
他
【ストーリー】
原子力発電所から多量の高レベル放射性廃棄物が排出される昨今、それらの廃棄物は暫定的に集積所に蓄積される。
このままでは自然災害や人災の恐れもあるため、フィンランドでは世界初の高レベル放射性廃棄物の永久地層処分場建設を決定。
雄大な北欧の大地の奥深い場所に、廃棄物は今後10万年もの間保持されることになる。
【感想】
1本目の “100,000年後の安全” は文字通り埋め草みたいな映画だった。(笑)
地下500メートルに放射性廃棄物の永久処分場を作るという題材は面白いのに料理のしかたがまずい。
未来の人類にこの施設の意味をどう伝えるか?にこだわっていたがそんなことどうでもいい。
100,000年後なんて人類いるかどうかわからない。
(かなりの高確率でいないと思う。)
ウランも石油も遠からずなくなるのは明白。
よって地下500メートルの処分場なんか掘削できなくなる。
やはり、もっと違う角度で掘り下げて欲しかった。
2本目は本命の “孫文の義士団”。
(C) 2009 Cinema Popular Ltd. All Rights Reserved.

英題: BODYGUARDS AND ASSASSINS
製作年: 2009年
製作国: 中国/香港
日本公開: 2011年4月16日
(シネマスクエアとうきゅう ほか)
上映時間: 2時間19分
配給: ギャガ
監督: テディ・チャン
キャスト
ドニー・イェン
レオン・ライ
ワン・シュエチー
レオン・カーフェイ
ニコラス・ツェー
フー・ジュン
ファン・ビンビン
クリス・リー
他
【ストーリー】
1906年、辛亥革命前夜の香港、腐敗した清朝の打倒を目指す孫文が香港を訪れ、武装蜂起の密談に臨む情報を入手した活動家の陳少白は、同時に清朝政府が刺客を派遣したことも知る。
少白は孫文を守るために護衛団の結成に奔走するが、集まったのは町の商人や物ごいに身を落とした武術家など、名もない民間人たちだった。
【感想】
ちょっと期待し過ぎたかな~
たしかに悪い作品ではなかったが、最後が切なすぎて後味はあまりよくなかった。
このラストは想定できるし、そうあるべきだとは思うのだが・・・
理想を掲げ革命めざして活動すればこんな結末になるでしょう。
なんでこんな哀しいことばかり繰り返すんでしょうね?
現に今もテロとの闘いと称してテロ行為働いている超大国もある。(笑)
それぞれが自分の正義振りかざして闘って、いったいいつまで血を流し続ける?
人間の行為の空しさを感じさせる1本。
以上一人息子を亡くした父親になりきった感想でした。
この記事へのコメント
ぶっちゃけその通り。悪いけど1万年後の人類の心配なんか全くどうでもいいです。例えば地球が滅びてたってどうだっていい。正直だらだらだらだら延々と学者先生の下らない訴えを聞いてるのは苦痛以外の何ものでもなかったです。こういうのみて「そうだ地球環境が」って考える人は相当おめでたい人だと思う。UPLINKの社長は前倒し公開で大儲け、全く持って商売上手です。
ちなみにヒューマントラストシネマ有楽町は基本的に前の作品観る前にチケット購入してます。私は短気なので5人並んでもたもたしてたら間違いなくネチネチクレーム入れますから。(苦笑)
上映時間が短いのが唯一のとりえでした。この映画、誰かリメイクしないかなあ。面白い映画ができると思います。(笑)
ワタシも短気では人後に落ちない自信がありました。が、年とともにどんどん鈍感かつ気長?になってきた。やっぱり退歩だよな~年寄りは早く引退するに如くはなし。