ジョイフル♪ノイズ
ジョイフル♪ノイズ@よみうりホール
(C) 2012 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
英題: JOYFUL NOISE
製作年: 2012年
製作国: アメリカ
日本公開: 2012年4月28日
(シネマート新宿 ほか)
上映時間: 1時間58分
配給: ワーナー・ブラザース映画
監督・脚本: トッド・グラフ
キャスト
ヴァイ☆クイーン・ラティファ
G.G.☆ドリー・パートン
オリビア☆キキ・パーマー
ランディー☆ジェレミー・ジョーダン
デイル☆コートニー・B・ヴァンス
ウォルター☆デクスター・ダーデン
マーカス☆ジェシー・L・マーティン
バーニー☆クリス・クリストファーソン
他
【ストーリー】
ジョージア州の小さな町、パカショー。住民たちの支えにして楽しみでもあるコーラス隊を指導するバーニー(クリス・クリストファーソン)が急死してしまい、彼の後任者としてヴァイ(クイーン・ラティファ)が選ばれる。美しいハーモニーに定評のあるコーラス隊だが、一方で4年続けて全米聖歌隊コンクール「ジョイフル・ノイズ」出場を逃していた。そんな中、バーニーの妻G.G.(ドリー・パートン)が、これまでの正統派ゴスペル・スタイルは時代から取り残されていると言い出し、コーラス隊の方向性を変えようとしゃしゃり出てくる。
【感想】
音楽ファンなら楽しめるはず!
基本ストーリーは、全米聖歌隊コンクール「ジョイフル・ノイズ」出場をめざすゴスペルのコーラス隊の戦いです。
一回目は地区大会、二回目は全米大会。
実は地区大会で負けてしまうのですが・・・
1年待って次の年に再挑戦かと思いました。(笑)
そこに次のような構図の人間模様がからむ。
マーカス(夫)
↑
出稼ぎ
↓
ヴァイ=オリビア(娘)
↑ ↑
反目 恋模様
↓ ↓
G.G.=ランディー(孫)
↑
死別
↓
バーニー(夫)
上下にある(夫)はつけたしのサイドストーリー。
メインは真ん中の4人の四角の部分です。
さほど深みのある話ではありません。
ですからやはりメインはミュージックということになります。
こちらはなかなかのもの。
G.G.を演じたドリー・パートンは日本でのプレゼンスはあまりないけどアメリカでは押しも押されもしないカントリーの大御所。
彼女は1946年1月19日生まれの御年66歳。
映画見てもらうとわかるけど、とてもそんな年には見えません。
100枚以上のシングルを発表し
1980年の “9 to 5”
1983年のケニー・ロジャースとのデュエット “Islands in the Stream”
2枚の全米ナンバー1シングルがあります。
今年亡くなったホイットニー・ヒューストンの大ヒット “I Will Always Love You” のオリジナルはドリー・パートンであることも有名。
クイーン・ラティファも7枚のアルバムと24枚のシングルを発表。
成績的にはドリーの足元にもおよびません。
映画では “シカゴ” “ヘアスプレイ” などへの出演が印象に残っています。
というようなことと多少楽曲について押えて観に行くとより楽しめると思います。
「ジョイフル・ノイズ」決勝で対戦相手のパフォーマンスは、That's the Way God Planned It” でした。
これを少年が歌うのですが、こどもが歌うような曲じゃあない。
ビリー・プレストンの名演がある以上、この時点で勝った!と思いました。(笑)
このあと、ヴァイとG.G.のチームの圧巻のパフォーマンスが繰りひろげられます。
ベースはスライ&ザ・ファミリーストーンの “I Wanna Take You Higher”。
そこにアッシャーの “Yeah” クリス・ブラウン “Forever” スティービーの “Signed Sealed Delivered” などがミックス。
あともうひとつのみどころは、ドリー・パートンとクリス・クリストファーソンのデュエット。
というわけで、ワタシのようなアメリカンポップス好きには堪えられない作品でした。
この記事へのコメント
一体、何が気にいったのかわかんない?!
昨日は(も)ありがとうございました。
ほんと何が気に入ったの?(笑)
エンドロールで帰って行った人々は・・・対象外の人々でしたね。でもyutarouさんみたいに思いがけず拾いものする人も(少ないと思うけど)いる。もう少しうまいプロモーション考えて欲しい映画でした。
お話は普通なんですけど聖歌隊の歌声が素敵でした!
もう一発キラーチューンがあると言うことなしだったんですが・・・ドリー・パートンとクリス・クリストファーソンのデュエットでもう少し盛り上げて欲しかったところです。