家路@シネマート六本木
東京六大学サイト ロク.ユーさんのご招待で観劇してきました。
とても良い作品でした。ありがとうございます。

(C) 2014『家路』製作委員会 WOWOWFILMS
製作年: 2014年
製作国: 日本
日本公開: 2014年3月1日
配給: ビターズ・エンド
監督: 久保田直
キャスト
沢田次郎☆松山ケンイチ
登美子☆田中裕子
沢田美佐☆安藤サクラ
沢田総一☆内野聖陽
北村忠司☆山中崇
飯島伸明☆光石研
昭太郎☆田中要次
山辺☆大河内浩
沢田千蔵☆石橋蓮司
他
【ストーリー】
東日本大震災に伴う福島第一原子力発電所事故によって、先祖代々受け継いできた土地を失ってしまった一家。そこを離れて、未来を想像することすらできない毎日を送っていた彼らの前に、20年ほど前に故郷を飛び出したまま連絡すらしてこなかった次男が現れる。戸惑う家族を尻目に、彼は一人で苗を育てては、誰もいない田んぼにそれを植えていく。その姿に長男と母親は故郷で生きていく彼の決意を感じ取り、バラバラであった彼らの心と絆が少しずつ再生されていく。
【感想】
まず第一に言っておかなければならないのは
「原発問題について何かを語るような映画ではない」
ということです。
原発による退避区域が舞台となっています。
それはあくまでも設定。
この、特殊な舞台の中でくりひろげられる家族の物語がテーマです。
原発事故で家を失い仮設住宅で暮らす一家。
沢田総一と義母の登美子。
総一の妻、安藤サクラと娘。
高校の時に総一の身代わりとなって故郷を離れた次郎。
次郎は登美子の実の息子である。
原発事故で立ち入り禁止となった村に次郎は帰ってくる。
もともと次郎は総一より聡明。
自然を守るにはどうしたらよいかという教師の問いに「人がいなくなればいい」と答えて教室中を白けさせるようなこどもだった。
父のもと小作人のように働く母をみて育ち、故郷が大嫌い。
そんな次郎が20年ぶりに独り家に戻る。
なんで戻ってきた?ときく総一に「人がいなくなったから」と応える。
大事件が起きるわけではない。
大震災で力を失っていた家族に、次郎がもどり、前に進む力を復活させていく。
そんな、静かだけど力強い、珍しくガッツが少しある映画(笑)でおすすめ。
終映後、監督によるティーチ・インあり。
質問その1 前方の男性。
光石さんは何を言ったのか?
※次郎が立ち入り禁止区域で総一の同級生(光石研)と遭遇。
彼が田圃の土をトラックに積むのを手伝う。
別れ際に、光石さんは次郎に、トラックのリアウィンドウ越しに何かを言う。
「がんばれ」ではありません。
ちゃんとしたセリフがありますが、監督と脚本と光石さん3人の秘密。
と、教えてくれなかった。ケチ(笑)
松ケンが、「監督わかりましたよ、簡単じゃないですか!」
と言ってきたが、そのセリフは全然違った。
ということで、皆さんも映画みて、何を言ってるのか推定してください。
ちなみに、わたしは全然わかりませんでした。
質問その2 中段の女性。
次郎は高校出て20年ぶりに戻ってきたという設定だが
松ケンの実年齢より高く、ムリがあるのでは?
あえてキャスティングした理由は?
ムリがあるとは思っていない。
もし、若く見えても自然の中であの空気感出せる俳優は彼しかいない。
気が付かないかもしれないが、普通白髪はスプレーするが
この映画ではスプレーでなく一本一本うえている。
抜けたらまた植えなければならず大変だったがそれらしくなったのではないか。
男が30代後半になれば、20代に見える男もいれば、50に見える男も発生する。
とくに違和感はなかった。
むしろ、安藤サクラがなぜ総一の嫁になっているのか、そちらの方が気になった。
監督は、信じられないような低予算映画でプロモーションも金かけられない。
みなさんのクチコミが頼りと言っていました。
というわけで、一押し作品としてプッシュしておきます。
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