NHK杯戦行方尚史八段VS藤原直哉七段




今週のNHK杯戦行方八段VS藤原七段戦は、いつもと違う意味で厳しい将棋だった。

後手の藤原七段がうまく指し回し、次図の局面はかなり優勢。

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この局面から、プロでも勝ち切れない。
ましてはアマチュアをや。

居飛車穴熊の完封は至難の業!(笑)  

ここから藤原七段は 4二角 1四飛 2四角 とすすめた。
この指し方が逆転の遠因。

ここは 2九と と取って飛車成をみせ、1五飛 4六と 2五飛 3七飛成 と指したほうが良かったと思う。

以下の指し手

4二角 1四飛 2四角 6四歩 7四金 8六桂 8四金 7三歩 同玉 2五歩 5一角 3四飛 同飛 5三飛 6二玉 5四飛成 4五角 1二と 5九飛 1一と 5四角 同歩 同飛成 8二角

6四歩 とか 8六桂 とか 7三歩 とか、行方八段の指し手は非常に参考になる。

2四に質駒の角があるために生じた攻めである。

そしてきわめつけは 8二角。

5五香 をねらった手だが、それを防いでも先手の攻めは切れそうにない。

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どちらにしても大差になりがち。
検討のしようがないので穴熊は願い下げである(笑)

この記事へのコメント

  • Gくん

    いつも重要局面のアップ、感謝です。局面かなり後手優勢でも相手が穴熊だから勝ちきれない、というところでしょうか。管理人さんの持論が赤字でかいてあります(笑)。

    穴熊玉は、遠いなー!という印象を受けました。これでは、管理人さんの持論のとおり後手(非穴熊側)は勝ちきれません。増してや相手がA級八段ですからね。
    2015年11月02日 17:51
  • まっつぁんこ

    Gくんさん
    と金を払って完封できる局面ではありませんでした。
    飛車成から5二とを実現するには4手かかる。
    1枚金をはがされてもまた6一金と打てば急に寄るわけではない。
    その辺の攻防の見切りが難しいんですね。
    個人的には対穴熊得意です。やはり序盤で有利になることが多いですから。
    2015年11月02日 20:29

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