
(C) 2016 A24 Distribution, LLC
英題:MOONLIGHT
製作年:2016年
製作国:アメリカ
日本公開:2017年3月31日 (TOHOシネマズ シャンテほか)
上映時間:1時間51分
配給:ファントム・フィルム
監督・脚本: バリー・ジェンキンズ
キャスト
ブラック☆トレヴァンテ・ローズ
シャロン☆アッシュトン・サンダース
リトル☆アレックス・R・ヒバート
ホアン☆マハーシャラ・アリ
ポーラ☆ナオミ・ハリス
ケビン☆アンドレ・ホランド
他
【あらすじ】
マイアミの貧困地域で、麻薬を常習している母親ポーラ(ナオミ・ハリス)と暮らす少年シャロン(アレックス・R・ヒバート)。学校ではチビと呼ばれていじめられ、母親からは育児放棄されている彼は、何かと面倒を見てくれる麻薬ディーラーのホアン(マハーシャラ・アリ)とその妻、唯一の友人のケビンだけが心の支えだった。そんな中、シャロンは同性のケビンを好きになる。そのことを誰にも言わなかったが……。
【感想】
入場時にプレスがもらえて好感度アップ(笑)
会場内のB.G.M.はボリス・ガーディナーの “Every Nigger Is a Star”
例によって誰も聴いちゃいない。
ケンドリック・ラマーの“Wesley’s Theory”でサンプリングされている曲である。
なんとなく“Moonlight”にあっているような気がした。
物語は3章に分かれ、一人の少年(シャロン)の成長を描く。
始まりの章は Little である。
シャロンのあだ名はリトル。
いじめっこたちに追いかけられ、麻薬取引に使われる廃屋に逃げ込む。
そこにやってきたのは麻薬ディーラーのホアン。
リトルを救出して自分の家に連れていく。
ホアンがリトルを助ける理由がいまいちよくわからないのは難点。
交流をかさねリトルはホアンに「オカマって何?」ときく。答え忘れた(笑)
第二章はChiron。
リトルはティーンエイジャーに成長。
クラスメイトのテレル一味にいじめられている。
しょっちゅうテレサの所へ行くがホアンはいない。
死んでしまったようだ。
ホアンを演じたマハーシャラ・アリは出演時間24分でオスカーを受賞。
第三章は Black。
ブラックとは親友ケビンがシャロンにつけたあだ名である。
この内容なら、アカデミー作品賞はラ・ラ・ランドで良かった気がした。
アカデミー作品賞の看板に惹かれて観に来た人たちの不評を買いそうで心配。
エンタテインメント性は低いけど深い映画なので覚悟して観に行くべき。
この記事へのコメント
mig
おかまって何? 答え、忘れた ってちょっとマッツアン!
ノルウエーまだ~む
私はダントツ気に入っちゃいました。
アメリカの映画とは思えない繊細さに、ハリウッドも成長したなぁ~と思う次第です。
まっつぁんこ
セリフはメモっておかないとすぐに忘れます。
年はとりたくないもの
まっつぁんこ
“アメリカの映画とは思えない繊細さ”ですか!
たしかにそうかもしれませんね。