プラネタリウム

プラネタリウム@新宿バルト9

英題:PLANETARIUM
製作年:2016年
製作国:フランス/ベルギー
日本公開:2017年9月23日 (新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか)
上映時間:1時間48分
配給:ファントム・フィルム

監督: レベッカ・ズロトヴスキ
キャスト
ローラ・バロウ☆ナタリー・ポートマン
ケイト・バロウ☆リリー=ローズ・メロディ・デップ
アンドレ・コルベン☆エマニュエル・サランジェ
フェルナンド☆ルイ・ガレル
エヴァ☆アミラ・カサール
アンドレ・セルヴィエ☆ピエール・サルヴァドーリ
ジャンカー☆ダーヴィット・ベネント
ルイス☆ダミアン・シャペル


【あらすじ】
1930年代後半、降霊術ツアーに出ていたアメリカ人姉妹ローラ(ナタリー・ポートマン)とケイト(リリー=ローズ・メロディ・デップ)は、パリを訪れる。霊感が強くて死者を呼び出せるケイトはある晩、フランスの有名な映画会社のプロデューサー・アンドレ(エマニュエル・サランジェ)と知り合う。実際に霊と遭遇した彼は姉妹の能力に心酔し、ゴースト映画を企画する。

【感想】
感想とは言っても映画についてではなく舞台挨拶について。
映画の方は、IMDB の評価4.8と低い。
アメリカや日本のように白黒決着のついたわかりやすい映画を好む観客には不評を買いそう。
ぴあの初日満足度調査でも低得点に沈むことを保証する。
ジャパン・プレミアだというのにエンドロールに入ったら席を立つ観客多数。
困ったものだ。
隣のおっさんは上映開始後に2度もスマホひらきやがった。
これだから男独りで観に来ているヲタク野郎は困る。
って俺もそのうちのひとりなのだが(笑)

映画はいかにもヨーロッパ映画という感じ。
ふわふわと明確な決着がつくわけでもなく、ナタリーの顔のアップで終了。
いろいろ考えるネタを与えてくれる面白さがある。
ロジカルに考えずレトリカルに解釈せずに観てね。

上映に先立つ舞台挨拶には主演のナタリー・ポートマンと女流監督レベッカ・ズロトヴスキが仲良く登壇した。
MCは珍しく八雲ふみねさん。随分久しぶりに見た気がする。

最初にひとことのコーナーは俺にもわかるわかりやすい英語だった。
日本に来られてうれしい。観客のみなさん来てくれてありがとう。
監督はフランス語で似たようなことを言ったようだ。
ナタリー・ポートマンが来日したのは4年ぶり。
ファッションブランド、クリスチャン・ディオールのキャンペーンも兼ねての来日だそうで「こんばんは。私の新しい映画『プラネタリウム』です」と日本語でも挨拶をした。

出演理由を聞かれてナタリーは、レベッカは仲の良い友人でよく知っている監督。霊的なものや今はないものとのつながりを描くところが気に入った。

レベッカ監督は「これから映画を見る皆さんにラストをネタバレしようかな・・・冗談ですよ」「すべてを受け入れ夢とは何か考えてもらいたい。劇場をあとにした時世界が違うように見えることを祈っている。ナタリーとリリーの美しい姿を楽しんで。全てがバスタブのシーンではないけれど」
と会場をわかすようなことを言った。

ナタリーはリリーについて「リリー2本目の映画。これから長いキャリアが始まる。スタート地点にいる彼女に注目してね。」
リリーを推薦したのはナタリーなんですよね?と聞かれて
「そうなんです!ケイトは英語とフランス語が話せないといけない役なのでレベッカがキャスティングするのに手間取っていました。リリーの写真をみて、年は離れているけど私と姉妹でもおかしくないしフランス語がしゃべれてもおかしくないと思ったので。レベッカが会って最終的に決めました。」

日本について聞かれて監督は「「以前日本に来たときは愛するパートナーと来ましたが、今日は愛するナタリーと来られて嬉しいです」
ナタリーも「愛するレベッカと来られて嬉しい。今回はディオールの仕事も兼ねていて日本食を食べたり日本を満喫。日本は大好きです。」とリップサービス。

MCは、ナタリーが以前日本語を勉強していたそうですが好きな日本語は何?とリクエスト。
「こんばんは!はじめまして。私の名前はナタリーです。酉年です」
「高校の時に学んでいてだいぶ忘れてしまって恥ずかしい」恥ずかしがりながらも日本語を披露。やっぱり彼女は賢い女性であった。
レベッカは「私の知っている日本語は汚い言葉だけしかないのでここでは言えません」

本作でナタリーはフランス語と英語で演技しているが、「日本語もできるから日本の映画に出てみるのはどうか」とMCからリクエストされるとナタリーは「オファーしてくれるんですか?」「日本語のセリフがうまくできるかどうかわからないけどオファーがあれば考えたい」

第一線を走り続けるコツをきかれてナタリー「チャレンジの機会新しいところへいざなってくれる機会が与えられてきたのは幸運。新しいことにチャレンジするのが大切。」
画像

フォトセッションのときには唐傘が用意された。
ナタリーは「ナタリー」と日本語の発音で読んでいた。
最後にひとこと求められてやはり日本語で「楽しんでください。」と簡潔にしめた。
監督は「ナタリーの日本語には勝てないけど、ボンソア、またお会いしましょう。」

映画『プラネタリウム』は9月23日(土)から新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ有楽町他にて全国公開。

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