きみの声をとどけたい
きみの声をとどけたい@よみうりホール

(C) 2017「きみの声をとどけたい」製作委員会
製作年:2017年
製作国:日本
日本公開:2017年8月25日
上映時間:1時間34分
監督: 伊藤尚往
キャスト(声の出演)
行合なぎさ☆片平美那
龍ノ口かえで☆田中有紀
土橋雫☆岩淵桃音
浜須賀夕☆飯野美紗子
中原あやめ☆神戸光歩
琵琶小路乙葉☆鈴木陽斗実
矢沢紫音☆三森すずこ
小動大悟☆梶裕貴
川袋将暉☆鈴木達央
なぎさの祖母☆野沢雅子
他
【あらすじ】
海辺の町、日ノ坂町に住んでいる16歳の少女、行合なぎさは幼少期に祖母から聞いた、言葉に宿る魂「コトダマ」の話を信じていた。ある日、なぎさは何年も使われないままになっているミニFMステーションに迷いこんでしまう。出来心でDJの真似事をしたなぎさの声は偶然にも放送され、その言葉がある人物に届いて……。
【感想】
こども(小学生から中学生くらい?)むけのファンタジーアニメ。
悪くはないがとりたてて深みもない。
本気のコトバは、
本気のネガイは、
いつか現実になるんだよ。
チラシのコピーが全てを表現している。
主人公の四人、なぎさ、かえで、雫と夕は幼馴染。
雫だけが学校(高校?)違う。
なぎさとかえでは同じチーム、雫はライバル校のラクロスチームで対戦。
かえでと雫は対抗意識を燃やす。
こちらは全然予備知識ないものだから、ラクロスを題材にしたスポコンものかと思って観ていた。
すると全然違う方向にストーリーが展開してとまどう。
かえでと雫の仲違いに心を痛める主人公のなぎさ。
とある廃業した喫茶店に不法侵入(笑)して、FMラジオの放送室にまぎれこむ。
なぎさは鬱屈した思いの丈を誰も聞いてなさそうなマイクに向かってぶちまける。
誰の耳にも届かない声がとどいたのは・・・
といった調子で、ファンタジー色の強いお話が進行。
最後には“いつか現実になるんだよ。”が本当に現実になってしまう。
登場人物にひとりも悪人はおらず良い人ばかり。
すれた大人には、甘口すぎる(^^)/
でも、たしかに他人をけなしたり失敗を願っても得るものはない。
ネガイが現実にならなくてもよりよく生きるすべはある。
その程度に受け止めれば悪くないかなと思った。
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