今週のNHK杯戦は実力者同士のたたかい。
豊島将之八段
棋士番号 264
生年月日 1990年4月30日(27歳)
プロ入り年月日 2007年4月1日(16歳)
木村一基九段
棋士番号 222
生年月日 1973年6月23日(44歳)
プロ入り年月日 1997年4月1日(23歳)
解説は三浦弘行九段。
久しぶりに元気な姿が見られてうれしい。
木村九段の対局前コメントで “隙があったんじゃないか?” と突っ込まれた時の反応が彼らしくて好ましい。
三浦弘行九段
棋士番号 204
生年月日 1974年2月13日(43歳)
プロ入り年月日 1992年10月1日(18歳)
将棋は今週もやや一方的だった。
きわどい局面はあったが後手有利の局面はなかったと思う。
1二香と手待ちした局面で4五歩と仕掛けて先手が若干リード。
1二香以下の指し手
4五歩 同歩 同銀 同銀 同桂 4四銀 4六歩 5四角 4一角 7五歩 同歩 7六歩 6八銀
6八銀以下の指し手
4五銀 同歩 8六桂 同歩 同歩 8五歩 9三桂 2四桂
2四桂以下本譜は 同歩 2三銀 同金 2四歩 3一玉 3二銀と進行。
2四桂には3三金上とする方が面白かった。
以下の想定手順は、3二銀 8五桂 3一銀打 1一玉 2三銀成 同金 同角成
この局面で先手玉に詰みがあれば後手の勝ち。
いかにも詰みそうな局面だが結論は詰みなし。
8七歩成 7九玉 7八と 同玉7七桂成 同桂 同歩成 同銀 4五角 5六桂 など王手はいっぱいかかるが正確に逃げれば詰まない。
本譜3二銀に対し木村九段は4二玉と逃げたが同飛もあった。
以下は3二同角成 同玉 2三歩成 4一玉 3二と 5二玉 8二飛 7二銀 2一飛成 などが想定され先手良し。
3二銀以下の指し手
4二玉 2三歩成
この局面で木村九段は8七銀と打ち込んでしまったのではっきりダメになった。
ここで感想戦のとおり8五桂 7四角成 と進行したらどうか?
こちらもやはりきわどいながら先手玉に詰みはなさそうだ。
結論としては、手順を尽くしても先手の勝ち。
もう少し悪い手指してくれないと逆転は難しそうだ(^^♪
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