
(C) 2017『あゝ、荒野』フィルムパートナーズ
製作年:2017年
製作国:日本
日本公開:2017年10月7日
上映時間:2時間37分
製作・配給:スターサンズ
原作: 寺山修司
監督: 岸善幸
キャスト
沢村新次/新宿新次☆菅田将暉
二木建二/バリカン建二☆ヤン・イクチュン
曽根芳子☆木下あかり
二木建夫☆モロ師岡
宮木太一☆高橋和也
西口恵子☆今野杏南
山本裕二☆山田裕貴
曽根セツ☆河井青葉
川崎敬三☆前原滉
七尾マコト☆萩原利久
立花劉輝☆小林且弥
石井和寿☆川口覚
福島☆山中崇
馬場☆でんでん
君塚京子☆木村多江
堀口/片目☆ユースケ・サンタマリア
他
【あらすじ】
2021年。少年院に入っていたことのある沢村新次(菅田将暉)は、昔の仲間でボクサーの山本裕二(山田裕貴)を恨んでいた。一方、吃音(きつおん)と赤面症に悩む二木建二(ヤン・イクチュン)は、あるとき新次と共に片目こと堀口(ユースケ・サンタマリア)からボクシングジムに誘われる。彼らは、それぞれの思いを胸にトレーニングに励み……。
【感想】
寺山修司唯一の長編小説の映画化だそうである。
実は寺山修司の作品は何一つとして読んだことがない。
あまり好きじゃなかったのである。
Z会の国語の問題に取り上げられていた。
『書を捨てよ、町へ出よう』だったと思う。
難解な問題に仕立て上げられていて嫌いになった(笑)
『あゝ、荒野』は1966年の作品。
高度成長真っ盛りのお話を、2010年東京オリンピック後の近未来日本におきかえて映画化。
映画の基本ストーリーは、少年院帰りの沢村新次と父親のDVから逃れてきた二木建二が片目の堀口のボクシングジムに入門して研鑽を積むというシンプルなもの。
沢村がなぜ少年院に入ることになったのか。
旧仲間の裕二との確執。
3.11で母親とはぐれた芳子と沢村の恋。
さらには自殺クラブを運営する川崎敬三。
2時間37分の長尺にいろいろなお話が盛り込まれている。
長いし熱量はあるし観終わって疲れたというのが一番の感想。
後篇もあまり間を空けずに公開になる。
観に行かねばなるまい。
それまでに、寺山修司の原作を読むことにした。
レビューをみると、後篇では新次とバリカンが対決するようだ。
ボクシングのシーンが半分で前篇の伏線回収はあまりないみたい(笑)
それなら、自殺クラブのはなしは要らなかったんじゃないかと思わなくもない。
ドローン使ったアイディアは現代的だけど原作にはあるまい。
終映後に珍しく拍手もあった。
あと感心したのは、邦画では珍しい木下あかりの体当たり演技。
これが映画初出演の彼女の今後にも注目である。
この記事へのコメント
ノルウェーまだ~む
みんな体当たりでしたね~
昭和の香りのする映画でしたので、設定を先のオリンピック後にしたのがちょっと判りませんでした。
後編がとーっても楽しみです。
まっつぁんこさん
原作が1964年の東京オリンピック後なので2020年に平行移動したのでしょう。
新宿近辺にジムを開くには金がかかるだろうなあ
なんて現実的なことはちらっと考えました。
後篇はボクシングシーンが多くあまり伏線回収されないみたい。それでも楽しみですね。
ノラネコ
半世紀前のかなり変わった小説を見事に現在に結びつけたシナリオと、ネット配信という新しいシステムがもたらした自由さの勝利。
今年の邦画のベスト3に入る傑作でありました。
まっつぁんこさん
原作をはるかに上回る出来。
甘口邦画は太刀打ちできない熱気でした。
maki
菅田さんのナイフのような演技や
ヤン・イクチュンさんの「息ができない」とは真逆の青年の演技、お見事でした
ただ作品内容的にはデモとか運動とか、その部分はバッサリ必要ない。
むしろ映画的に邪魔だと感じました。
まさに体当たりの演技でしたが、新次がメイン主役とは思うのですが、バリカンのほうが印象に残りますね
まっつぁんこ
バッサリやると1本になってしまい今野杏南の体当たり演技もなくなってしまいます(^^)/