NHK杯戦佐藤康光NHK杯VS飯島栄治七段

今週のNHK杯戦は2回戦第12局。
佐藤NHK杯にベテラン飯島七段が挑んだ。

佐藤康光九段
棋士番号 182
生年月日 1969年10月1日(48歳)
プロ入り年月日 1987年3月25日(17歳)

飯島栄治七段
棋士番号 236
生年月日 1979年9月16日(38歳)
プロ入り年月日 2000年4月1日(20歳)

解説は村山前NHK杯

村山慈明七段
棋士番号 249
生年月日 1984年5月9日(33歳)
プロ入り年月日 2003年10月1日(19歳)

将棋はいきなり康光流へんたい振飛車に進行。
プロらしい指し回しだけどアマが真似するのはムリ。
すぐにつぶされて終わりそうな形に進行。

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指す気がしない局面。
アマだったら、8七銀とべったり打たれて圧敗しそう(^^♪

以下
5七銀 6八銀 同銀不成 同金 5七銀 同金 同桂成 同銀 6五歩 同金 6七馬 6八銀打 7八馬 7四金 8九馬 4三桂 4一金 6一飛 4一飛成 同飛 3二銀 4二金 4一銀成 同金 6一飛 5二銀 5一桂成 6一銀 4一成桂 6七歩 3二金 6八歩成 同銀
と進行

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相手を楽にしないプロらしい指し回しが参考になる。
この局面は、6七歩と打って銀が1枚取れて後手良しであろう。

ここで飯島七段は6二飛と打った。
これで決まりかと思ったらそうでもなかった。

後でも出てくるが、6二飛ではなく4八歩と打っておけば難しいが後手勝ちだったと思う。

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後手玉に詰みはなく先手玉は詰めろ。

詰め手順は
4九銀 4八玉 3八飛 5七玉 6八飛成 同玉 6七飛 5九玉 6九飛成 同玉 5八銀打 6八玉 6七銀成 5九玉 5八成銀 まで変化あるも詰み

詰めろを防ぐために3九金と受ければ固いが攻め駒が不足して絶望。

5八角と受けるくらいだが4九歩成 同角 4六歩 7六角 4七歩成 同玉 4六歩

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4六歩を同玉と取ると4八飛で詰み。
4八玉 5八玉 も2八飛と打って詰み。

5七玉には5四銀と打っておいて勝ち。

難しいけど正確に指せば穴熊の勝ちだったようである。

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