NHK杯戦斎藤慎太郎七段VS山崎隆之八段

今週のＮＨＫ杯戦は久しぶりに面白い将棋だった。

結果としては山崎八段の逆転勝ち。

何度も勝敗が入れ替わっている。

ハイライトは次の局面。
山崎八段が詰みが無い？と言っていた局面。

感想戦で山崎八段が詰まないと言っていた手順で詰み(笑)

詰め手順は下記の通り。

５九飛　同銀　同成香　同玉　４八銀　同玉　６八角成　４二歩　４七歩　４九玉　５七桂

まで１１手詰め

詰将棋として出題されれば簡単に詰ませるであろう。

この手順で詰ませていれば綺麗な頓死逆転勝ち。

ところが山崎八段は読み切れず７一歩と打ってしまう。
これでは今度は後手玉が詰みだ。

　

後手玉の詰め手順は下記のとおり。

７三銀　同角　同歩成　同玉　６二龍　７四玉　８五金　６五玉　７七桂　５六玉　６五角　４五玉　３六金　４四玉　４五歩　３三玉　３二角成　２四玉　２三馬　同玉　２二龍　１四玉　２五金　まで

７三銀　に　同桂　は　８一金　同玉　７一金　同玉　６二金　以下詰み

上部に追い出す形になり手数も長いので詰みを逃したのはやむを得ないか？

中盤は先手がリードしていて何か決め手があったと思う。

それにしても山崎八段の将棋は出入りが激しくて面白い。
次回も期待しています。