フェリーニに恋して
フェリーニに恋して@ココマルシアター
10年ぶりに吉祥寺に出かけ初めて何かと話題のココマルシアターに行った。
画像正面から入り右側にすすむと2階に上がる階段がある。
シアターはせまく、椅子はてんでんばらばらだ。
私が行った時は、中央に通路があり、前から6,6,7,9,7,5の40席だった。
スクリーンは小さいので前方が良いだろう。
センターにすわると前に大きい人が座ると見え難そうだ。
私は前から3番目の右端にすわった。
椅子の背が高くて前方はまったく気にならない良い席だった。
(C) 2016 In Search of Fellini, LLC. All Rights Reserved.
英題:IN SEARCH OF FELLINI
製作年:2016年
製作国:アメリカ
日本公開:2018年3月17日 (YEBISU GARDEN CINEMAほか)
上映時間:1時間43分
配給:ココロヲ・動かす・映画社○
監督・プロデューサー: タロン・レクストン
キャスト
ルーシー☆クセニア・ソロ
クレア☆マリア・ベロ
ケリー☆メアリー・リン・ライスカブ
ロバート☆ロレンツォ・バルドゥッチ
他
【あらすじ】
母親のクレアに大切に育てられた20歳のルーシー(クセニア・ソロ)は、働いたことがなく親友もおらず、異性とキスしたこともなかった。一方クレアは、病気で余命わずかにもかかわらず娘には何も伝えようとしない。不穏な空気を察したルーシーは、早く自立しなければと考えるが……。
【感想】
フェデリコ・フェリーニの作品は「8 1/2」しか観たことがない。
「道」「甘い生活」くらいは最低でも観ておいた方が興趣が増しそう。
私はグイドが出てきたところと、かろうじてジェルソミーナがわかったくらいで残念だった。
オハイオの小さな町に住む、映画好きで世間のことはわからない20歳のルーシーが大都会で就職活動。
すぐに失敗してフェデリコ・フェリーニの映画の世界に入れ込む。
一念発起してフェデリコ・フェリーニに会うことをためイタリアに旅立っていくロードムービーだ。
映画の舞台は1993年。
行きつく先は想定できるであろう。
イタリアでは、時々現れるザンパノに導かれて各地を放浪。
今までキスもしたことがなかったルーシーが色々な経験を積んでいく。
フェリーニはローマにいるのだが、ナポリやヴェネチア各地を旅してなかなかたどり着かない。
さながらイタリア観光ガイドの趣である。
一方で、ルーシーの母親のクレアはたぶん末期ガン。
妹のケリーには口止めしてルーシーを旅に出している。
そんなこんなで終着駅は何処か?
これは泣いて笑ってきれいな景色もいっぱい観られるガールムービーだ。
おっさんでも一応楽しめた。
やっぱりフェデリコ・フェリーニの映画は観ないとダメだ。
この記事へのコメント