ゲティ家の身代金@神楽座
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英題:ALL THE MONEY IN THE WORLD
製作年:2017年
製作国:アメリカ
日本公開:2018年5月25日
上映時間:2時間13分
配給:KADOKAWA
監督: リドリー・スコット
キャスト
ゲイル・ゲティ☆ミシェル・ウィリアムズ
ジャン・ポール・ゲティ☆クリストファー・プラマー
チンクエンタ☆ロマン・デュリス
ジャン・ポール・ゲティ三世☆チャーリー・プラマー
フレッチャー・チェイス☆マーク・ウォールバーグ
他
【あらすじ】
1973年、大富豪ジャン・ポール・ゲティ(クリストファー・プラマー)は孫のポール(チャーリー・プラマー)を誘拐され1,700万ドルという高額の身代金を要求されるが、守銭奴でもあったゲティは支払いを拒否する。離婚して一族から離れていたポールの母ゲイル(ミシェル・ウィリアムズ)は、息子のために誘拐犯、ゲティの双方と闘う。一方、犯人は身代金が支払われる気配がないことに苛立ち……。
【感想】
Filmarksさんの試写会でいち早く鑑賞。
それは良いのだが隣のおっさんが上映中一回エンドロールでもまたスマホ光らせた。
注意したらやめたけど、Filmarksの試写に来るような映画ファンでも全然マナーをわきまえていないのにはがっかりした。
映画は緊張感が高く最後までテンションが途切れることがない。
さすがはリドリー・スコットという感じがした。
ストーリーは実話ベースだから飛躍はないはず。
ところがすっとこどっこい。
“事実は小説よりも奇なり”を地で行くのである。
誘拐されたジャン・ポール・ゲティ三世の語りで始まるので最悪の結果でなかったことはすぐにわかる。
それがわかっているのにハラハラさせるストーリーテリングは流石の一語。
ジャン・ポール・ゲティ三世の語るとおり大富豪ゲティ家の尺度は一般人には測り知れない。
様々な場面でびっくりするような行動を取るのはジャン・ポール・ゲティ(おじいさん)。
最後は誘拐犯チンクエンタに同情されてしまうのには驚きを禁じ得ない。
とにかく日本では理解しがたい世界の大富豪の行動を描いているだけで映画らしい非日常にどっぷりひたることができる。
ジャン・ポール・ゲティ三世を演じたチャーリー・プラマーはてっきりクリストファー・プラマーの孫かと思ったら無関係のようである。
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この記事へのコメント
onscreen
でしたねー
<チャーリー・プラマーはてっきりクリストファー・プラマーの孫かと思ったら無関係
自制的にそれはミリですね!(笑)
まっつぁんこ
クリストファー・プラマーはケヴィン・スペイシーのかわりですものね(^^)/
BROOK
まっつぁんこ
今年のアカデミー賞助演男優賞部門はレベルが高くどの候補が受賞してもおかしくなかった。
クリストファー・プラマー ははまり役。最初からキャスティングしておけばよかったのにと思いました
ノラネコ
日本のゴッホを一緒に火葬してくれと言った大金持ちよりはマシですが。
まっつぁんこ
絵も音楽同様デジタル化して3Dプリントして楽しむようになるかも。絵一枚が100億なんて実物価値とは思えない。作家の懐には一銭も入っていないわけだし相当ゆがんだ経済空間のように思います。