焼肉ドラゴン

焼肉ドラゴン@ニッショーホール
画像

(C) 2018「焼肉ドラゴン」製作委員会
製作年:2018年
製作国:日本
日本公開:2018年6月22日
上映時間:2時間6分
配給:KADOKAWA、ファントム・フィルム

原作・脚本・監督:鄭義信

キャスト
静花☆真木よう子
梨花☆井上真央
哲男☆大泉洋
美花☆桜庭ななみ
長谷川豊☆大谷亮平
尹大樹☆ハン・ドンギュ
呉日白☆イム・ヒチョル
時生☆大江晋平
呉信吉☆宇野祥平
長谷川美根子☆根岸季衣
英順☆イ・ジョンウン
龍吉☆キム・サンホ

【あらすじ】
日本万国博覧会が開催された高度経済成長期の1970年、関西地方で焼肉店「焼肉ドラゴン」を営む龍吉(キム・サンホ)と妻・英順(イ・ジョンウン)は、娘3人と息子と共に暮らしていた。戦争で故郷と左腕を奪われながらも、前向きで人情味あふれる龍吉の周りには常に人が集まってくる。

【感想】
ちょうど私のこどもの頃のお話である。
私は生まれたとき南青山に住んでいた。
渋谷から都電で宮益坂を登ると右手に青山学院のレンガ塀があらわれる。
その先は左手に都電の操車場があり4階建てくらいの建物があった。
青山三丁目の三叉路のかどにやはり4階建てくらいの建物。
246沿いの高い建物はそれくらいしかなかった。
246から一本った道は砂利道で舗装されていなかった。
トイレは共同、風呂は銭湯。
現代では想像もつかない生活が東京都心でも展開していたのである。
この映画の舞台は東京ではなく、たぶん伊丹空港のそば。
ごちゃごちゃとしたバラックが立ち並ぶ一画。
そこで焼肉店を営む韓国人家族のお話である。
なんてことは映画を観てから知った。

チラシしか観ていなかったので、私はこの映画
「大泉洋が焼肉を食べながらギャグをかます映画」
だと思って観始めたからぶっ飛んでしまった(笑)

内容については観てもらうしかない。
が、この映画の終了したあと家族がどうなってしまったのか?
それが気になった。

終映後に、鄭監督と行定監督によるトークがあったのだが、時間が遅かったし頭も痛くて早退してしまったのは残念。
本作はティーチイン付き上映にもってこい。
Q&Aもつけて若い人むけのイベント開催すればいいのにと思った。
この映画を肌感覚でわかるのは私より上の世代であろう。
若い人たちはこの空気感映画を観ただけではわからないと思う。

この記事へのコメント

  • yutarou

    わたしは生まれたころのころの話です。
    昔懐かしい感じの作品とは確かに思ってなかったw
    大泉洋出演だと見る前からお笑いの映画になりますね。
    2018年06月14日 12:48
  • ふじき78

    大泉洋がど真ん中じゃないづら
    2018年06月14日 23:41
  • まっつぁんこ

    yutarouさん
    大泉洋は居るだけで可笑しい。
    そんなイメージです
    2018年06月15日 09:00
  • まっつぁんこ

    ふじき78さん
    邦画では珍しいそれぞれがちゃんと活躍する群像劇でした。
    2018年06月15日 09:01
  • 大泉洋であっても、なくても、真面目一直線な映画と思いました。お笑いの中にこそ、シリアスな一面があるのではないでしょうか。大泉他の役者の演じる処にも、笑いがあるのは凄いと思いました。真面目だからこそ、笑いのシーンが際立つ、と言いますか。
    2018年07月16日 18:19
  • まっつぁんこ

    隆さん
    大泉洋はシリアスでうまい役者だと思います。
    ただ彼を思い浮かべるとそれだけで笑ってしまうという
    2018年07月18日 15:59

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