Billboard 2018年6月30日

【アルバム】
画像ファイブ・セカンズ・オブ・サマーの “Youngblood” が初登場ナンバー1。
彼らにとって3枚目のスタジオ録音盤が14万2千ユニット(11万7千枚)で3作連続のナンバー1。
2014年のセルフタイトルアルバムは25万9千枚を売り上げて初登場最高1位。
2015年の前作 “Sounds Good Feels Good” は19万2千ユニット(17万9千枚)と成績ダウン。
コンサートチケット抱き合わせ販売にもかかわらず今回もだいぶ成績は下がったが市場全体の売上ダウンに支えられてナンバー1デビュー継続。

ファイブ・セカンズ・オブ・サマーのナンバー1アルバムリスト
① 5 Seconds of Summer 2014/8/9 (1週間)
② Sounds Good Feels Good 2015/11/14(1週間)
③ Youngblood 2018/6/30(1週間)

ビヨンセとジェイZのユニット、ザ・カーターズ “Everything Is Love” が初登場2位。
12万3千ユニットのうち売上枚数7万枚でTEAが4千、ストリーミングポイントが4万9千ユニット。
6月16日土曜日にティダル限定でストリーミングとダウンロードがサプライズリリース。
6月18日月曜日の朝からiTuneなどの一般店でも入手可能となった。
CDやレコードなどでの販売はアナウンスされていない。
普通に販売して欲しいものである。

6月18日月曜日のエックスエックスエックステンタシオンの死去をうけ2枚目のアルバム “?” が24位から3位に上昇。
売上は397%増の9万4千ユニット。
2017年に最高2位を記録した “17” も446%増の5万5千ユニットで60位から7位に上昇。
日本盤も発売して欲しいものである。全力あげて購入する(笑)

ポスト・マローンの2枚目 “Beerbongs & Bentleys” が10%減の8万2千ユニットながら4位キープ。

ラッパー、ナスの “Nasir” が7万7千ユニット(4万9千枚)で初登場5位。
2012年の前作 “Life Is God” は初登場最高1位。

クリスティーナ・アギレラの “Liberation” が6万8千ユニット(6万2千枚)で6位に初登場。
2012年の前作 “Lotus” は7万3千枚で初登場最高7位。

ジュース・ワールドのデビュースタジオ録音盤 “Goodbye & Good Riddance” は微減の4万3千ユニットで7位から8位に後退。

カーディ・Bのデビューアルバム “Invasion of Privacy” は6%減の4万3千ユニットで6位から9位に後退。

ジェイソン・アルディーンの “Rearview Town” が99%増の3万8千ユニットで23位から10位に上昇。
コンサートチケット抱き合わせ販売による売上増。

1 - Youngblood / 5 Seconds of Summer 142,000 (117,000)
2 - Everything Is Love / the Carters 123,000 (70,000)
3 24 ? / XXXTentacion 94,000
4 4 Beerbongs & Bentleys / Post Malone 82,000
5 - Nasir / Nas 77,000 (49,000)
6 - Liberation / Christina Aguilera 68,000 (62,000)
7 60 17 / XXXTentacion 55,000
8 7 Goodbye & Good Riddance / Juice WRLD 43,000
9 6 Invasion of Privacy / Cardi B 43,000
10 23 Rearview Town / Jason Aldean 38,000

【シングル】
エックスエックスエックステンタシオンの “Sad!” が52位から1位に上昇して初のナンバー1。
もちろん、6月18日の銃撃による20歳のラッパーの急逝をうけての上昇である。
ストリーミングは264%増の4千890万。
ダウンロードは659%増の2万6千でストリーミングゲイナーとデジタルゲイナーの二冠。
エアプレイも倍増の290万だがRadio Songsはランク外。
Hot R&B/Hip-Hop Songs チャートと Hot Rap Songsの両チャートも1位に到達して初の1位。

死後ナンバー1を記録するのは8人目でリードアーティストとしては20年以上ぶり。
前回はスタティック・メジャーがリル・ウェインの “Lollipop” で2008年5月3日から5週1位を記録。
彼が亡くなったのはその年の2月25日だった。
その前は、ジュヴィナイルの “Slow Motion” でフィーチャーされたソルジャ・スリムが2003年11月26日に銃撃されて死亡した後2004年8月7日から2週間1位を記録。

リードアーティストではノトリアス・ビッグの “Mo Money Mo Preblems” (1997年8月30日~9月6日)以来で20年以上ぶり。
ノトリアス・ビッグの “Hypnotize” もその前に3週1位を記録している。
他に死後1位に到達したのは下記の4名でいずれもビッグ・ネームである。
ジョン・レノン “Starting Over”
ジム・クローチ “Time in a Bottle”
ジャニス・ジョプリン “Me and Bobby McGee”
オーティス・レディング “Sitti' on the Dog og the Bay”
いずれの曲も名曲揃いで、いまだに映画他で使用されることが非常に多い。
その点最近の曲は存在感が薄い。“Sad!” は20年後でも聞かれる曲になるんだろうか?

カーディB、バド・バニーとJ・バルビンの “I Like It” が3位から2位に上昇して1位は指呼の間。
ダウンロード13%増の3万3千で Digital Songs 3位から2位に上昇。
ストリーミングも1%増の3千520万ながら Streaming Songs は2位から3位に後退。
エアプレイも25%増の6千640万で Radio Songs 15位から11位に上昇。
1位と2位のポイントみると2位の方がヒットしている感じで、ストリーミングポイントの比率が高すぎる感じがする。

ドレイク “Nice for What” は1位から3位に後退。

ジュース・ワールドの “Lucid Dreams” が6位から4位に上昇。
ストリーミング11%増の4千320万ながら Streaming Songs 1位から2位に後退。
ダウンロードも16%増の1万5千で Digital Songs 26位から21位に上昇。
この曲にはスティングの “Shape of My Heart” がサンプリングされている。

マルーン5 フィーチャリング カーディB の “Girls Like You” は5位変わらず。
ダウンロード1%減の5万2千ながら Digital Songs 3週連続1位。
エアプレイ46%増の4千690万で3週連続エアプレイゲイナーを獲得して Radio Songs 36位から19位に上昇。
ストリーミングも12%増の2千900万で Streaming Songs 6位から5位に上昇。

ポスト・マローン フィーチャリング タイ・ダラー・サインの “Psycho” は2位から6位に後退。

ロンドン生まれのエラ・マイの “Boo'd Up” は7位をキープ。
Hot R&B Songs は6週連続1位。

ドレイクの “God's Plan” は4位から8位に後退して連続トップ5内ランクインは21週で終わり。
最高記録はエド・シーラン “Shape of You” の27週。

アリアナ・グランデの “No Tears Left to Cry” は9位変わらず。

ゼッド、マレン・モリスとグレイの “The Middle” は8位から10位に逆戻り。
エアプレイ3%減の1億1千200万ながら Radio Songs 7週連続1位。
Hot Dance/Electric Songs は21週連続1位。

1 52 Sad! / XXXTentacion
2 3 I Like It / Cardi B,Bad Bunny and J Balvin
3 1 Nice for What / Drake
4 6 Lucid Dreams / Juice WRLD
5 5 Girls Like You / Maroon 5 featuring Cardi B
6 2 Psycho / Post Malone featuring Ty Dolla $ign
7 7 Boo'd Up / Ella Mai
8 4 God's Plan / Drake
9 9 No Tears Left to Cry / Ariana Grande
10 8 The Middle / Zedd,Maren Morris and Grey

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