平成29年度看寿賞

今年は中編部門で受賞作が出なかった。
久しぶりに悪い癖が出て残念だ。

短編の武島氏は初受賞おめでとうございます。
上谷氏は2年連続受賞。
田島氏は長編8作目短編1作を加えると9作目の受賞。
若島氏と並ぶ最多受賞作家となったようだ。
(数え間違っていたらゴメンナサイ)
受賞3作は文句ない結果。
珍しく受賞3作全部解いて正解した。
良かった(自画自賛)

今年の審査結果

短編賞 武島広秋作
詰将棋パラダイス
5月号高等学校
1 7手詰

画像


短編賞 上谷直希作
詰将棋パラダイス
11月号中学校
1 1手詰

画像


長編賞 田島秀男作
詰将棋パラダイス
4月号デパート
373手詰

画像


平成29年度の学校の半期賞は下記の通り。
看寿賞が出たのは中学校、高等学校合わせて2作品と今年も昨年同様素直な選考。
(赤字で表示)

           上半期        下半期
小学校      小4  上谷直希  小5 武島広秋
           2.74         2.71
中学校      中19 武島広秋   中25 上谷直希
           2.80         2.83
高等学校     高23 武島広秋   高2 柳原裕司  
           2.86         2.64
          高25 大崎壮太郎  高17 妻木貴雄
          2.78          2.73
短期大学     短2  井上徹也   短20 久保紀貴
           2.80         2.65
大学        大11 小彦名   大13 大橋健司
           2.64         2.58
                       大14 武島広秋
                        ’2.78
大学院      院2 添川公司    院5 鈴川優希 
           2.87         2.73

今年は全体に評点が低く、学校から2作の受賞はやむを得ない感じがする。
でも、全部門1作は受賞作を選ぶべきと力説しておく。

最近活躍の目立っている武島広秋氏と鈴川優希氏のうち武島氏は受賞できて良かった。
鈴川氏の逸賞は残念。
解答選手権で藤井四段が解けなかったチャンピオン戦⑩がノミネートもされていないのには違和感を感じた。
解けた人が二人いたけど、聡太四段が解けなかったら受賞でいいじゃないか(笑)

詰将棋解答選手権
チャンピオン戦⑩
鈴川優希氏作

画像


選評で気になったのは36ページの柳田委員長のコメント。

“中編は大橋作(11月大学35手)と久保作『パラレル』。全体に高水準で受賞級と思う。”

それなら受賞作決めて欲しいもの(笑)
二次投票で終了せず決戦投票して欲しかったなあ。
いつもは該当なしが結構入って受賞作なしということが多かったと思うが、該当なし1票なのに受賞なしでは選考の意味がない。
好みの違いにより評が割れたところからもう一歩踏み込んで欲しかった。

平成28年度看寿賞≪≫平成30年度看寿賞

この記事へのコメント

  • 三輪 勝昭

    中編賞は僕も鈴川作で良かったと思いますよ。
    藤井プロが解けなかったと言う理由で充分。以前その理由で受賞してますし。
    僕はブログで鈴川作の事をゴミ作品と書いてるけど、看寿賞なんてゴミ作品が受賞する事は過去に何度もあった事ですからね。

    看寿賞選考方法はこのままではいけない事は選考委員は分からないのですかね。
    去年は自分のブログに書いても無駄(改良の検討すらしない)と思い書かなかったのですが、今年は無駄なのは分かってますが書いてみようと思っています。
    2018年06月30日 19:07
  • まっつぁんこ

    三輪勝昭さん
    鈴川作で決定と思い込んでいたのですごく驚きました。
    看寿賞選考方法は何度も書いていますが無視されています
    選考委員は、一次投票と二次投票でぶれの大きい人ははずすべき。解いていれば誰がなんと言おうとこれ!というのがあるはずだと思います。
    2018年06月30日 20:00

この記事へのトラックバック