佐藤紳哉七段 指導対局 @ねこまど将棋教室

  
台風がせまる7月26日(金)夜、四ツ谷のねこまど将棋教室で佐藤紳哉七段の指導対局をうけてきました。

対局時間は20時15分から22時近くまで。
対局は6面指し。
6面のうち1面が女性。
「初心者なのでなるべくたくさん落としてください」
「取る駒が無いとつまらないでしょうから」
と8枚落ちで挑戦されていました。
その他は飛車落ちや角落ちなど色々。
わたしはいつも通り角落ちで挑戦しました。
昨年からの角落ちの通算成績は7勝4敗です。

作戦はワンパターンの中飛車。
紳哉先生は向い飛車で対抗してこられました。
これが手強い作戦。
4敗のうち3敗はこの作戦で敗れています。
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美濃囲いはあきらめて2八銀と上がりました。
以下順調に指して上手の6四金に5五銀と打ちました。
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以下 同金 同角 6四銀打 7七角 5五歩 8六角 6三金 7七桂 7三桂 9七角 9四歩 8五桂 
と進行。
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順調に優位を拡大しています。
以下
同桂 同飛 5四銀 8九飛 1四桂
上手は必ず玉頭を攻めてきます。
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1四桂 に対しては、2八玉 と堂々と受けてしまうのが正解。
3九玉 とひるんだので 1六歩 と突かれて嫌な流れになりました。
紳哉先生は、
ここが突き放すチャンス。
攻め合う手もあったでしょう。
とのことでしたが、なかなか正解は指せないものです(笑)
1六歩以下の指し手
同歩 2六歩 同歩 同桂 2三歩 同飛 2四歩 同飛 2五歩 同飛 2七歩 1八桂成 2六歩 2九成桂 同玉 2二飛 3八玉 2五歩 同歩 1三桂 4八金上 2五桂 2六歩 3七桂成 同金 3四桂 2五桂 2一飛 8五桂 8四銀 3五歩 2六桂 同金 4五歩 9五歩 同歩 6四角
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角を切って攻めにいきました。
6四角以下の指し手
同金 5三銀 6三玉 4四金 4六歩 2七玉 
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この2七玉は紳哉先生に良い手だったと褒めてもらいました。
2七玉以下の指し手
2四歩 3三桂不成 2二飛 3八桂 2五歩 3六金 4三銀打 3四桂 2三飛 4二桂成 4四銀 同銀成 まで
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124手で差し掛けとなりました。
まだ難しい局面で、紳哉先生は
「自信ありますか?」「ありません」
「引き分けにしましょう。」
「熱戦でした。あと1時間指したい感じ」
「上手勝ちかと思ったけど2七玉が良い手でした。3八桂もねばりがあった。」
「この後、5六角でどうなるか・・・」
私はいつも早指しなので、12局目で初の差し掛け。
ずいぶん力入れて指してもらってうれしかった。
短時間であっさり勝ってもあまり嬉しくはない。

差し掛け図から5六角なら、平凡に5七歩で良さそう。
わたしの第一感は、5七金と上がって角を取り、その角を4一に打つ。
下手は上手に攻め込まれてもあわてずに受けるのが大事。
随分攻め込まれてもまだ角落ちのハンディが残っていることが多いと思います。

終局後はサイン会。
色紙を持って記念撮影。
わざわざウィグを持って来られていて、2バージョン撮らせてもらいました(笑)
紳哉1.jpg

紳哉2.jpg

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