シンク・オア・スイム イチかバチか俺たちの夢@横浜みなとみらいホール
(C) 2018 -Tresor Films-Chi-Fou-Mi Productions-Cool industrie-Studiocanal-Tf1 Films Production-Artemis Productions
製作年:2018年
製作国:フランス
英題:SINK OR SWIM
日本公開:2019年7月21日
上映時間:2時間2分
配給:キノフィルムズ
監督・脚本☆ジル・ルルーシュ
キャスト
ベルトラン☆マチュー・アマルリック
ロラン☆ギヨーム・カネ
マルキュス☆ブノワ・ポールヴールド
シモン☆ジャン=ユーグ・アングラード
ティエリー☆フィリップ・カトリーヌ
デルフィーヌ☆ヴィルジニー・エフィラ
アマンダ☆レイラ・ベクティ
【あらすじ】
うつ病で仕事を辞め、引きこもりがちな生活をしているベルトラン(マチュー・アマルリック)は、地元の公営プールで男子アーティスティックスイミングのメンバー募集を見かける。いざチームに加入してみると、メンバーは家庭や仕事に不安を抱えるおじさんばかりだった。逆境の中、彼らは世界選手権の金メダルを目指して猛特訓に励む。
【感想】
フランス映画祭のオープニングで観劇。
マチュー・アマルリックが出演するのでわざわざ横浜まで出かけた。
18時半イベント開始で30分くらいのオープニングイベントが予定されていた。
ところがすっとこどっこい。
長々としたイベントが20時過ぎまで続き映画の上映が始まったのは20時15分過ぎ。
終映はなんと22時19分。しかも場所は横浜である。
週末ならともかく、ウィークデイのイベント企画としては失敗だろう。
エンドロールに入ったところで矢田部さんと監督が入場。
映画が終わる前に Q&A が始まった。
この対応は正解だと思う。
ところが一人目の質問者♂が「男性の生き難さについて」なんていうもやっとした質問を繰り出した。
映画について聞いてくれよと思った俺は以降のQ&Aはパスして帰ってきた。
それでも帰宅はシンデレラタイム近い。
その後は「なぜシンクロを題材にしたか?」「誰が一番うまかったか」などまともな質問だったとのこと。
映画は冴えない中年オヤジたちがシンクロの世界大会をめざすわかりやすい話。
コーチをひきうけているデルフィーヌとアマンダも問題をかかえている。
そんな集団がすったもんだしながら物語が進行。
どうなることかと感情移入しやすい作りになっている。
あんな体型のオッサンたちがシンクロなんかできるの?
世界大会なんか出られるの?
と思いながら観ていると、最後びっくりすること請け合い。
あれはどこまでが実写なの?CG使ってないの?と質問したかった。
シンク・オア・スイムだから、think or swim かと思ったがさにあらず。
考える方ではなく sink。
沈むか泳ぐか?を彼らの人生にかけた題名となっているのであろう。
随所で大笑いできる快作である。
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