
製作年:2019年
製作国:日本
日本公開:2019年11月15日
上映時間:2時間3分
配給:KADOKAWAポニーキャニオン
監督・脚本☆小林啓一
原作☆世紀末
キャスト
小坂れい☆間宮祥太朗
鹿野なな☆桜井日奈子
宮定澄子(地味子)☆恒松祐里
堀田きゃぴ子☆堀田真由
大和撫子☆箭内夢菜
宮定八千代☆ゆうたろう
イケメンくん☆金子大地
サイコキラーくん☆中尾暢樹
さっちゃん☆佐藤玲
きゃぴ子の母☆佐津川愛美
小坂の母☆森口瑤子
【あらすじ】
高校3年生の小坂れい(間宮祥太朗)は、退屈な学校生活を送っている。ある日彼は、教室でハチの死骸を埋葬しているクラスメートの鹿野なな(桜井日奈子)を見掛ける。リストカットを繰り返し「死にたい」が口癖の割には、死んだハチの命を重んじる彼女に小坂は興味を示し、鹿野も小坂に心を開く。やがて二人にとって一緒にいることが当たり前になる。
【感想】
上映前に少しだけ小林監督が出て来て挨拶した。
来てくれてありがとう。よろしく。
その辺にいるのでチョンマゲつけた人見かけたら感想など教えて。
一所懸命で好感が持てる。
映画の内容は薄っぺらい。
でも、監督が一所懸命に観客のレベルまで降りて来て作っているんだろうなと思った。
ちょっと重厚にしたり、難しくしたりしたらJKはついて来られない。
これくらい、薄っぺらくわかりやすくしないとダメなんだろう。
その結果は大成功。
上映中は、そこら中ですすり泣き。
終映後はわりと盛大な拍手が起きていた。
観客が入らないと映画作れないからやむを得ない。
これはジレンマだろう。
本当に作りたい映画は、英語版で世界をターゲットに作らないとダメだ。
日本のマーケットではちょっと難しい映画だと客はいらない。
ぴあの初日満足度でも下位に沈んでしまう。
というわけで、この映画のターゲットではない私は、全く涙腺動かず。
幸いなことに、一緒に観た娘二人も「何で泣けるの?」
という感想だった。
JKの時に出会った男が運命の人なんてそんなのないだろ。
とか
なんで、鹿野なながリスカするのかわからん。
リスカするやつなんか普通いないし友達にもいない。
なんで、小坂れいがななを好きになるの?
とか
色々質問されてしまった(笑)
他にもいっぱいふつうの疑問点があった。
が、そんなことはみんな考えはしない。
よって監督ほか制作陣の意図は大成功。
お客のことをよくわかっているなと感心した(笑)
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