盲目のメロディ~インド式殺人狂騒曲~@ニッショーホール
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製作年:2018年
製作国:インド
英題:Andhadhun
日本公開:2019年11月15日
上映時間:2時間18分
配給:SPACEBOX
監督☆シュリラーム・ラガヴァン
キャスト
アーカーシュ☆アーユシュマーン・クラーナー
シミー☆タブー
ソフィ☆ラーディカー・アープテー
【あらすじ】
目が見えないふりをしているピアニストのアーカーシュ(アーユシュマーン・クラーナー)は、演奏の依頼を受けて大スターのプラモードの豪邸を訪ね、妻シミー(タブー)と不倫相手がプラモードを殺害する現場を目撃してしまう。何も見えていないように装いその場を切り抜けたアーカーシュの前に現れた男は警察署長で、現場にいた犯人だった。
【感想】
SPACEBOX配給映画の試写会は要注意。
パドマーワトの時同様、招待状には何の記載もないのに、開場直前になってから「二人揃っての入場」と勝手なことを言い出す。
そんな運営をする会社は初めてだ。
今年になって初めてスタートした常識に欠ける会社のようで残念。
ツイッターで苦言を呈したらブロックされた(>_<)
もし次があるとしたら、改善されているかチェックする。
変っているのは映画だけにして欲しいものである。
さて、映画である。
まったく応援する気にはならないが一応書いておく。
最初に結論だが、観なくていい!と言いたいところだが(笑)変わっていて結構面白い。
冒頭は、墓場みたいな畑で徘徊するウサギを追う猟師のシーン。
ウサギがウロウロし、猟師は狙いを定めて発砲する。
いったい、これはどういう映画なんだ!とI wonder。
これがラストに活かされるわけである。
とっても変わった出だし。
一転次は盲目を装っているピアニストのアーカーシュ。
棲家から降りる階段に仕掛けられた悪がきのトラップにひっかかってけつまずく。
ホントは見えているのか、盲目なのか判然としない。
さらに道を歩いていると、ソフィのバイクにぶつかられる。
そして都合よく、ソフィの父が経営するバーの演奏家として雇われるのである。
で、バーで演奏していると、これまた都合よく、往年の大スター、プラモードからのオファー。
妻へのサプライズプレゼントのため自宅で演奏して欲しい。
アーカーシュがプラモードの自宅をたずねると・・・
プラモードの死体が転がり、床に血が飛び散っている。
目が見えないアーカーシュは何食わぬ顔をして演奏を行う。
なんとかごまかし、警察に駆け込むとそこには・・・
二転三転のストーリーが展開するわけだ。
が、ボリウッドらしいダンスや歌のシーンは少ない。
また、注釈はあったが臓器移植の趣味悪い展開もある。
また、シミーのキャラクターが中途半端だ。
映画の冒頭のシーンがラストにつながるわけだが、なんでシミーがあんなことをするのか説得力に欠ける。
跳ね飛ばしてしまえばいいのだ(謎)
というわけで、従来のボリウッド映画とは一線を画した変わった映画であることを理解した上で観に行って欲しいと思います。
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