スウィング・キッズ

スウィング・キッズ@なかのZERO
スウィング・キッズ.jpg

(C) 2018 NEXT ENTERTAINMENT WORLD & ANNAPURNA FILMS.
製作年:2018年
英題:SWING KIDS
製作国:韓国
日本公開:2020年2月21日
上映時間:2時間13分
配給:クロックワークス

監督・脚本☆カン・ヒョンチョル

キャスト
ロ・ギス☆D.O.
ジャクソン☆ジャレッド・グライムズ
ヤン・パンネ☆パク・ヘス
カン・ビョンサム☆オ・ジョンセ
シャオパン☆キム・ミノ

【あらすじ】
朝鮮戦争中の1951年。巨済島捕虜収容所の新任所長は、収容所のイメージ向上を目指して戦争捕虜によるダンスチーム結成を計画する。朝鮮人民軍の問題児ロ・ギス(D.O.)をはじめ、 ブロードウェイのタップダンサーだった黒人下士官ジャクソン (ジャレッド・グライムズ)らが集められ、チーム名は“スウィング・キッズ”に決まる。

【感想】
映画の冒頭は巨済島捕虜収容所を巡るできごとの概説。
韓国の歴史について無知なので正直言ってついていくのがたいへんだった(笑)
結局収容所内の勢力図?はわからないまま観ることになった。
どうやら、捕虜内部に北朝鮮派とそうでない派がいるようだ。

最初に登場するのは収容所に出入りする女性軍団。
その中の一人がのちにスウィング☆キッズのメンバーとなるヤン・パンネ。
彼女は英語韓国語中国語日本語ができる才媛。

ロ・ギス(D.O.)は北朝鮮派で、兄は有名な革命のヒーロー。
講堂でタップダンスするジャクソンをじっと見つめている。
ジャクソンを演じたジャレッド・グライムズは有名なダンサーらしいが知らなかった。
また私は韓流アーティストも良く知らず、EXO(エクソ、韓: 엑소)なんてグループのこともディオ(韓: 디오、英: D.O.)のことも全く知らない状態で観た。ゴメン。

なんてことはともかく・・・
アカデミー賞を席巻した「パラサイト」は観てないからわからないがこの「スウィング☆キッズ」もすごい。
サッカーは昔から韓国に勝てないが、映画も負けてる。
ちまちました邦画ではとてもたちうちできないパワーがあった。
最後まで気合いのはいった展開でびっくり。
とにかくなんでもいいから観るべし!

政府の文化予算が韓国にくらべて日本は少ないなんてツイートも観たがそんなの関係ない。
金なら東宝だって松竹だって東映だってあるはず。
原作漫画や小説をベースにちまちました映画ばかり作っているから負けるのだ。
グローバルに打って出るような冒険がない。
つまらないから、カズ・ヒロみたいな人は海外に出てしまう。
このままでは邦画の沈没は目に見えていると思わされる作品だった。

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