プレーム兄貴、王になる

プレーム兄貴、王になる@ニッショーホール
プレーム兄貴、王になる.jpg
(C) Rajshri Productions (C) Fox Star Studios
製作年:2015年
英題:I found a treasure called love
製作国:インド
日本公開:2020年2月21日
上映時間:2時間44分
配給:SPACEBOX

監督・脚本☆スーラジ・パルジャーティヤ

キャスト
プレーム/ヴィジャイ王子☆サルマーン・カーン
マイティリー王女☆ソーナム・カプール
アジャイ☆ニール・ニティン・ムケシュ
カンハイヤ☆ディーパク・ドブリヤル
チラグ☆アーマーン・コーリ

【あらすじ】
世話好きで正義感が強く、周囲から慕われている下町暮らしの売れない俳優プレーム(サルマーン・カーン)の夢は、憧れのマイティリー王女(ソーナム・カプール)に一瞬だけでも会うことだった。彼は、王女が婚約者であるプリータムプル王国のヴィジャイ王子の王位継承式に参加することを知り、相棒と一緒に街に繰り出す。するとなぜか王子の家来からスカウトされ、王子が暗殺事件によって意識不明だと知る。

【感想】
SPACEBOX配給の映画は、前作「盲目のメロディ~インド式殺人狂騒曲~
も「パドマーワト 女神の誕生」も観ている。
ちょっと変わったインド映画を配給する変わった会社。
今回は、試写会の招待状に“お待ち合わせでのご入場の際は、2名様揃ってからご入場ください”と注記が加わっていた。
「盲目のメロディ~インド式殺人狂騒曲~」の公式アカウントに文句つけたらブロックされた(>_<)
が、ちゃんと書くようになったのは感心である。

前2作はちょっと変わっていたが、今回の「プレーム兄貴」は正統派ボリウッド映画だった。
上映前に、上映時間2時間44分がアナウンスされると場内がどよめく(笑)
オリジナルは3時間越えだから20分カット版のようだ。
テイストは違うが題材は、「バーフバリ」と同じく王位継承を争う兄弟の争い。
そこにプレーム兄貴が闖入する。

映画の冒頭は、能天気なプレーム兄貴の田舎芝居。
ボリウッドらしい歌と踊りが展開して期待感が高まる。
そしてプレーム兄貴は相棒のカンハイヤと共にあこがれのマイティリー王女(ソーナム・カプール)に会うためプリータムプル王国に出かける。
王女が、婚約者のプリータムプル王国のヴィジャイ王子(サルマン・カーン:二役)の王位継承式にやってくるからである。

一方のヴィジャイ王子は難しい性格。
弟のアジャイや異母妹とうまくいっていない。
妹を尋ねるがけんかになり、怒って従者を置き去りにして馬車で走り去る。
馬車の運転者は、アジャイに買収されていて、急崖の道で王子を馬車に閉じ込めて谷底に転落させる。
完全に死亡フラッグだけど、なんと王子は生きているのである。
妹の家のそばにあんな山道があるのはおかしいし、あの転落で生き延びることはありえない。
というわけで、リアリティーを求めてはいけない。
暗殺計画にひっかかったけど命はとりとめた。
それを極端なビジュアルで表現しただけである。

4日後に王位継承式がせまっていてマイティリー王女は来てしまう。
それなのに王子は人事不省。
そこに現れたのが、ヴィジャイ王子に瓜二つのプレーム兄貴。
プリータムプル王国の市場で、王国の宰相サンジャイにスカウトされる。
なんという都合のいい展開だろう(笑)

で、普通は田舎役者に王子の替え玉なんか勤まるはずはないのだが・・・
持ち前の機転で、王女や妹たちの心をつかんでいく。
しかもたったの2,3日で(笑)

とまあ、まともに考えると矛盾だらけの話なんだけど・・・
長い上映時間はまったく気にならずに楽しめた。
さて、兄弟の争いの結末はどうなるか?
バーフバリばりの終わり方なのか?
面白いので観て確かめてくださいね!

この記事へのコメント

  • キンコー

    バーフバリが大好きなんですが、やはりプレーム兄貴王になるも観た方が良いよね?
    2020年02月18日 20:10
  • まっつぁんこ

    観るべし。バーフバリのような残酷さ?はありません(笑)
    2020年02月19日 10:11

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