脳天パラダイス
脳天パラダイス@スペースFS汐留
製作年:2020
製作国:日本
日本公開:2020年11月20日
上映時間:1時間35分
配給:TOCANA
監督・脚本☆山本政志
キャスト
昭子☆南果歩
笹谷修次☆いとうせいこう
ゆうた☆田本清嵐
あかね☆小川未祐
玄理
村上淳
古田新太
謎のホームレス老人☆柄本明
【あらすじ】
父・修次(いとうせいこう)の破産によって東京郊外の大豪邸を手放すことになった笹谷家は、引っ越しの準備を進めていた。ふがいない父に苛立つ娘のあかね(小川未祐)は、家でパーティーをするので誰でもいいから飲食類持参で来て、とSNSに投稿する。すると笹谷家に次々と人が集まり始め、どんちゃん騒ぎを繰り広げる。修次が追い返そうとしていると、かつて恋人と一緒に家を出ていった元妻・昭子(南果歩)が現れる。
【感想】
会社の同僚のお相伴でプレミア試写会に行った。
最初に舞台挨拶かなと思っていたら開映。
どうやら大豪邸から引っ越しする家族の話のようだ。
だるそうなあかねが引っ越しの記念にスマホで写真を撮っている。
引っ越しトラックのあんちゃん二人もだるそうに運転。
すると出合い頭に軽自動車と衝突。
あれよあれよという間に逃走を許す。
大豪邸の近くのブランコでは3人のこどもがブランコを取り合い。
家の前ではおかしなじいさんが彫像にむかってぶつぶつ言っている。
こんな散漫なスタートでどうなることかと思った(笑)
で、上にいちおう【あらすじ】を掲載したがあってなきが如きもの。
あかねがツイッターにアップした「パーティーするので来て!」
に応じてぞくぞくと人が集まってきてどんちゃん騒ぎ。
脳天パラダイスな一夜をすごす。
途中からは、なんじゃこれ?の連続。
笑える。まったく無意味だけど。
終映後の舞台挨拶がまた面白かった。
いとうせいこうさんがこの映画のすすめ方を質問されて、
最近は、映画もドラマも小説も、ちょっと隙があると感動させようとしてきます。
夫婦が出てきたら別れるし、親子が出てきたらどっちかが死ぬ、とか。一回引き離してくっつけるのが悲劇の構造。
“全然感動しないから、一緒に観に行こう!”と誘うのがおすすめ
と言ったのがうけた。
また、「ひとことで言うと不要不急」
オレはやりたいことは不要不急のことばかりなのでうけた。
間違っても、感動や深みを求めて観に行ってはいけない(笑)
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