
アオラレ@一ツ橋ホール
制作年:2020
制作国:アメリカ
英題:UNHINGED
日本公開:2021年5月14日
上映時間:1時間30分
配給:KADOKAWA
監督☆デリック・ボルテ
キャスト
男☆ラッセル・クロウ
レイチェル☆カレン・ピストリアス
カイル☆ガブリエル・ベイトマン
アンディ☆ジミ・シンプソン
オースティン・マッケンジー
【あらすじ】
寝坊した美容師のレイチェル(カレン・ピストリアス)は、息子のカイル(ガブリエル・ベイトマン)を学校へ送りながら職場に向かう途中、大渋滞に巻き込まれてしまう。いら立つ彼女は、信号が青になっても発進しない前の車にクラクションを鳴らして追い越すと、ドライバーの男(ラッセル・クロウ)は後をつけてきて謝罪を要求する。彼女がそれを拒否し、息子を学校に送り届けガソリンスタンドに寄ると、先ほどの男に尾行されていることに気付く。やがて、レイチェルは男の狂信的な行動に追い詰められていく。
【感想】
3月29日月曜日に一ツ橋ホールに出かけた。
報知新聞の試写会。
キャバ800で若干空席がある程度。
演しものは「アオラレ」
いまはやりのあおり運転の最終形態だそうだ。
既に観てから一か月が経とうとしているが、一度もこの映画の話題を聞いたことがない。
緊急事態宣言とやらもまた発出されるようだが5月14日に予定通り公開されるのだろうか?
映画の主人公は“男”
ラッセル・クロウが演じるが、この役ディカプリオやトムにはムリだ。
オスカー俳優がよくこんな役を演じるなぁと感心した。
映画の惹句は“あおり運転の最終形態”
実は、こんなのはあおり運転の範疇ではない。
まさに、ヴァイオレンス・サスペンスである(笑)
映画の冒頭“男”は車の中で喘ぎながら呪詛の言葉を吐く。
ついで家に押し入って第一のヴァイオレンス活動。
どうやらその家の住人に相当な恨みがあったようだ。
ぜんぜんあおり運転じゃないではないかと思った。
次に登場するのがレイチェル。
息子のカイルを車で学校へ送り届ける途中に自分の不始末(寝坊)でクライアントからクビを言い渡される。
イライラ、イライラ。
そのイライラを前に止まってなかなか発進しない“男”の車にぶつけてしまう。
ここで重要なのはレイチェルの職業(美容師)である。
あおり運転もたしかにあるが、この後はヴァイオレンスの連続。
警察は何をやってるんだ?と思わなくもないが伏線活かした終幕。
1時間30分と尺は短いが、それを感じさせない密度の高い映画。
ハラハラ・ドキドキ緊張感みなぎる好作と評価。
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