かなり悪そうだったので相手を考えると普通は順当に負けそうな内容だった。
将棋は序盤「衝撃の4一銀」が出た3月25日に指された松尾八段との竜王戦と同じスタート。
先に手を変えたのは勝った藤井聡太二冠の方だった。

27手目に、竜王戦では2五飛と指したところで3三角成と手を変えた。
理由はわからない(笑)
以下 同桂 7七桂 4四角 6六角 同角 同歩 2七歩 2九歩 2四飛 3九金 8四飛 8二歩 同飛 8三歩 同飛 5六角 3四歩 8三角成 3五歩 5六馬 2二金 と進行。

この局面は後手が指しやすそうだ。
なぜ藤井二冠が手を変えたのかわからないがうまくいかなかった。
以降の対局で同じ局面が出現した時にどう修正してくるか楽しみ。
以下 8五飛 8二歩 3五歩 3六歩 3四歩 3七歩成 同銀 7四角 3三歩成 同金 3四歩 4四金 2五飛 5六角 同歩 と進行する。

ここで三浦九段は 2八歩成 同歩 2四歩 と指した。
64手目の2八歩成は悪い手ではないが逆転のもとになった。
8六桂とAIの推奨手を指せば快勝に終わったであろう。
8八金 とよろければ 5七角 で収拾がつかない。
6八金 は 8九飛 6九金 8七角 で困る。
なぜ三浦九段がこの手順に踏み込まなかったのか不思議。
もしかしたら苦手意識があるのかも。
2四歩 以下は 8五飛 7四角 8九飛 5六角 5七歩 3四角 5六桂 5四桂 6七金 5五金 2二角 4五金 1一角成 2五角 8五飛 4六桂 同銀 同金 2五飛 と徐々にまぎれる。

85手目 2五飛 の局面で三浦九段は 3七飛 と打った。
この局面ではたぶん 5六金 と桂を払っておいた方が良かったのではないか?
アベマの解説は観てないので個人的な研究ではこの手が敗着とみました。
三浦九段になんらかの誤算があったと思われます。
以下は 6六の歩を 6五⇒6四と伸ばしてあっという間に寄せ切ったのには感嘆。
まさに光速の寄せだなと思いました。
順位戦の連勝記録も22に伸ばし次戦は6月3日の稲葉陽八段戦。
いまから楽しみです。
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