2021劇団☆新感線41周年興行秋公演いのうえ歌舞伎「狐晴明九尾狩」 @赤坂ACTシアター
3月3日の「月影花之氶大逆転」以来半年ぶりに劇団 新感線のひさびさの新作を観劇。
今回は収容率100%で出演者もいつも通りの通常公演だった。
公演日程
【東京公演】2021年9月17日(金)~10月17日(日)赤坂ACTシアター
チケット
S席 14,800円 A席11,800円ヤングチケット2,200円
【大阪公演】2021年10月27日(水)~11月11日(木)オリックス劇場
チケット
S席 15,800円 A席7,000円ヤングチケット2,200円
【作】中島かずき
【演出】いのうえひでのり
【出演】
安倍晴明/中村倫也
タオフーリン/吉岡里帆
尖渦雅/浅利陽介
虹川悪兵太/竜星涼
ランフーリン/早乙女友貴
蘆屋道満/千葉哲也
元方院/高田聖子
藤原近頼/粟根まこと
賀茂利風/向井理
/右近健一/河野まさと/逆木圭一郎/村木よし子
/インディ高橋/山本カナコ/礒野慎吾/吉田メタル
/中谷さとみ/保坂エマ/村木仁/川原正嗣
【あらすじ】
ときは平安時代の中頃。
貴族たちが雅な宮廷生活を送る京の都。
そこで宮廷陰陽師として仕える安倍晴明(あべのせいめい/中村倫也)。 人並み外れた陰陽道の才能ゆえに「人と狐の間に生まれた」と噂され、“狐晴明”と呼ばれている。
ある夜、九つの尾を持つ凶星が流れるのを見た彼は急いで参内する。 それは唐の滅亡以降、大陸を戦乱に陥れた九尾の妖狐が日の本に渡ってきた印であった。
しかし、宮廷からうとましく思われている彼は退けられ、九尾の妖狐退治は大陸で学問を修めて戻った陰陽師宗家の跡取り、賀茂利風(かものとしかぜ/向井 理)に命じられる。
だが、すでに九尾の妖狐は利風を倒し、その身体を乗っ取り内裏に侵入していた。
それを見抜いた晴明は、九尾の妖狐を倒さんと動き出す。 しかし妖狐も利風の記憶や術を利用して、晴明の息の根を止めようとする。 晴明には大陸から妖狐を追ってきた狐霊のタオ(吉岡里帆)たちが加勢。 だが、タオとの因縁を逆手に取った妖狐の策略に翻弄されてしまう。 混沌とする戦いは逆転、また逆転の連続に……!
狩られるのは妖狐か、それとも晴明か。
術と頭脳、そして陰陽師の誇りを懸けた死闘が今、幕を開ける――!
【感想】
9月22日(水)赤坂ACTシアターに出かけた。
演しものは2021年劇団☆新感線41周年興行秋公演/いのうえ歌舞伎「狐晴明九尾狩」。
1年半ぶりに劇団員さんたちがほぼフル出場の公演が復活してうれしい。
不要不急と十把一絡げに自粛対象にされ何の補償も無く大変な一年半だっただろう。
本公演のチケット取りは難航。
VACは外れ、ぴあの先行も何回もはずれた。
平日の昼公演を選択しているのにまったく当たらなかった。
ぴあさんとのおつきあい(プレミアム会員)は見直しの時期だなと痛感。
結局イープラスでA席をなんとか1枚確保。
料金はS席より3,000円安いとはいえ舞台があまりにも遠い😖
S席後方も遠いことに変わりないので料金が安いだけマシか(笑)
傾斜があって前の人が気にならないところは良い。
それにしても、もっときめ細かい料金設定にしてほしい。
前から5列目までは倍の3万円、10列目までは2万円とか。
この席は5千円くらいでいいでしょう。
人気に安住しているとダメだと思います。
若いファンを獲得するためのヤングチケット2,200円はいいと思うけどきっかけがないとなかなか観に来てはくれないと思う。
公演予定時間は3時間でした。
定刻の13時ぴったりにジューダス・プリーストの“Heavy Duty/Defenders Of The Faith”が流れ出す。
まだ場内は明るいが曲の終わりで暗転。
細かくは語りませんがいつもの「いのうえ歌舞伎」。
安定の出来ではあるんだけど、いまひとつ。
前回の「雪之丞大逆転」のほうが良かった。
なんでだろ?
前回「雪之丞大逆転」はもろもろの状況もあり、舞台の中身もツボ押さえて素晴らしくて感動。涙が出てきました😆
今回の演目は安定しているのだけど逆に云うとマンネリ。
何度も危機が復活するのだけどねぇ。
想定の範囲内であまり面白くない。
最後は九尾の狐を倒して終わるに決まっているわけだし。
あと感じたのは粟根まことさんの役どころ。
毎回似たようなワンパターンで予測がついてしまう。
たまにはあれっ?と思わせることも必要。
豊洲のラウンドシアターで開催した「髑髏城」「メタルマクベス」あたりから新感線は失速気味。
料金も高いし次回は良い席が取れなかったらたぶんパスしてしまうと思います。
終演は15時58分。
カーテンコールは5分近くあり最後はスタンディングオベーションになりました。
冷めた目で観ていたオレは少数派のようでした。
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