信虎

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信虎@ユーロライブ
制作年:2021
制作国:日本
日本公開:2021年11月12日
上映時間:2時間15分
配給:彩プロ

監督☆金子修介

キャスト
武田信虎☆寺田農
柳澤保明☆柏原収史
お直☆谷村美月
黒川新助☆矢野聖人
武田勝頼☆荒井敦史
上杉謙信☆榎木孝明
武田信玄/武田逍遙軒☆永島敏行
織田信長☆渡辺裕之
土屋伝助☆隆大介
若き信虎☆石垣佑磨
お弌☆左伴彩佳

【あらすじ】
武田信虎入道(寺田農)は息子・信玄(永島敏行)に甲斐国を追放され、駿河を経て京で足利将軍に仕えていた。追放から30年ほど過ぎた1573年、信玄の死が近いことを知った80歳の彼は、復権の好機と考え帰国を試みる。信濃で甲斐入国を拒まれたものの、信玄の息子・勝頼(荒井敦史)や武田家重臣たちと面会した信虎は、織田信長(渡辺裕之)との決戦にはやる勝頼を危ぶみ、武田家存続のために最後の力を振り絞る。

【感想】
11月4日(木)雑踏が戻ってきた渋谷に出かけた。
演しものは「信虎」
信玄や謙信が題材の映画やドラマは多いが信玄の父・信虎が主人公の映画は初めて観た。
その割に信玄公生誕500年記念と謳われているのは笑える。

物語の冒頭は1701年。
柳澤保明が四男横手伊織を相手に祖父について語るシーンで始まる。
【柳沢氏は清和源氏の流れを引く河内源氏の支流、甲斐源氏武田氏一門である甲斐一条氏の末裔を称し甲斐国北西部の在郷武士団である武川衆に属した。武田氏の滅亡後、武田遺臣の多くが徳川家康の家臣団に組み込まれ、柳沢氏は吉保の祖父にあたる信俊が家康に仕官した。】
柳澤保明は武田家再興を後押しした。
【元禄13年(1700年)から翌元禄14年にかけて、吉保は武田信玄の次男・龍芳(海野信親)の子孫とされる武田信興を将軍綱吉に引きあわせ、高家武田家の創設に尽力。】

保明の昔語りは信虎晩年からスタート。
義昭の命で甲賀郡に派遣され兵を募っている。
そこに、信玄が三方ヶ原で家康を破ったのに撤兵した報が舞い込んでくる。
そして信虎は甲斐に帰還しようとする。

あとの話は基本的に甲陽軍鑑に基づいていた。
特に目新しいことはないがお直(谷村美月)と黒川新助のエピソードが付け加えられている。

信虎が側近と囲碁を打つシーンが印象に残った。
将棋は出ないのか❓と思って観ていると・・・
次のシーンでは中将棋を指していた😄
時代考証は当然行っているからこの時代の武士が指していたのは中将棋なのだろう。
興味深かった。

信虎晩年を描くだけで2時間越え。
長さは感じずに面白く観ることができた。
戦国時代の映画はまだまだ作れそう。
ただし本日の観客は年配者がほとんど。
演歌みたいなものか😆
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