【アルバム】
テイラー・スイフトの “Red (Taylor’s Version) が初登場1位。
女性アーティストではバーバラ・ストレイザンドの11枚に次ぐ史上2位の10枚目のナンバー1を記録。
ポイントは60万5千で売上は36万9千枚。
ストリーミングユニットは22万7千でこれは3億323万回のオンディマンドストリーミングに相当する。
6月18日に11月19日リリースとアナウンスされたこのアルバム。
9月30日に発売日が1週間前倒しの11月12日に変更された。
11月12日にNBCのジミー・ファロンのトゥナイトショーとセス・ナイトとの深夜でスイフトがアルバムを案内。
翌日のサタデイ・ナイト・ライブでは“All Too Well”10分ヴァージョンをパフォーマンスした。
“All Too Well” は15分のショートフィルムがディラン・オブライエンとサディー・シンク出演でテイラーにより制作された。
“From the Vault” の曲では“I Bet You Think About Me” featuring Chris Stapletonのオフィシャル・ビデオがブレイク・ライブラリーと共演者のマイルス・テラーにより制作されている。
スターバックスの店内では曲が流されテイラーのフェイバリット飲料が宣伝されている。
通常はCDが販売されているが、このアルバムは販売されていない。
テイラーお気に入りの、グランデ・キャラメル・ラテ(テイラーヴァージョン)が注文できる。
シルク・ソニックの“An Evening With Silk Sonic” が2位に初登場。
ポイントは10万4千で売上は4万2千枚。
ストリーミングユニットは6万でこれは8,260万回のオンディマンドストリーミングに相当する。
マーズのアルバム“Unorthodox Jukebox”はテイラー“Red”の後塵を拝して初登場1位を逃したが後に1位に上昇している。
トゥワイスの“Formula of Love: O+T=<3” が3位に初登場。
ポイントは6万6千で売上は5万8千枚。
ストリーミングユニットは8千でこれは1,200万回のオンディマンドストリーミングに相当する。
他のKポップアーティスト同様にターゲット限定の2ヴァージョン含む全部で6種類のフィジカル盤が発売されCD売上が中心。
サマー・ウォーカーの2枚目のスタジオ録音盤 “Still Over It=” は61%減の6万4千ユニットで1位から4位に後退。
ドレイクの “Certified Lover Boy” は3位から5位に後退。
ポイントは8%減の5万7千ユニット。
モーガン・ウォレンの “Dangerous: The Double Album” は5%増の4万5千ユニットながら5位から6位に後退。
エド・シーランの “=” は先週の4位から7位に後退。
ポイントは25%減の3万8千ユニット。
ジェイソン・アルディーンの “Macon” が8位に初登場して彼にとって9枚目のトップ10アルバムを記録。
ポイントは3万7千ユニットで売上が1万9千枚。
ストリーミングユニットが1万6千でこれは2,162万回のオンディマンドストリーミングに相当する。
カニエ・ウエストのナンバー1アルバム “Donda” が46%増の3万7千ユニットで13位から9位に上昇。
11月13日にデラックスエディションが発売された。
ドージャ・キャットの “Planet Her ” も6位から10位に後退。
ポイントは5%減の3万5千ユニット。
1 - Red (Taylor’s Version) / Taylor Swift 605,000 (369,000)
2 - An Evening With Silk Sonic / Silk Sonic 104,000 (42,000)
3 - Formula of Love : O+T=<3 / TWICE 66,000 (58,000)
4 1 - Still Over It / Summer Walker 64,000
5 3 Certified Lover Boy / Drake 57,000
6 5 Dangerous : The Double Album / Morgan Wallen 45,000
7 4 = / Ed Sheeran 51,000
8 - Macon / Jason Aldean 37,000 (19,000)
9 13 Donda / Kanye West 37,000
10 6 Planet Her / Doja Cat 35,000
【シングル】
テイラー・スイフトの “All Too Well (Taylor’s Version)” が初登場ナンバー1。
シングルとアルバムの両チャートを初登場で同時制覇。
“All Too Well” は2012年のオリジナル盤発売時に11月10日付で80位に一週だけチャートイン。
今度のヴァージョンが1位になり彼女にとって8枚目の全米ナンバー1シングルとなった。
“All Too Well (Taylor’s Version)” には5分29秒と10分13秒の2ヴァージョンがあり合算して集計されている。
(2012年のオリジナル5分29秒ヴァージョンは別集計)
1,132枚目のナンバー1で58枚目の初登場ナンバー1シングルとなった。
ストリーミングは5,440万で Streaming Songs1位。
Streming Songs 1位は5曲目でカーディBをかわして女性アーティスト1位。
エアプレイは28万6千。
ダウンロード5万7千8百で Digital Songs 1位。
Digital Songs1位は記録更新の23曲目の1位。
ストリーミングは62%ダウンロードは78%をロングヴァージョンが占める。
エアプレイはその長さとノープロモーションの故か4つのステーションで試験的にかけられただけ。
その他の記録としては、これでテイラーのアルバム・シングル初登場同時制覇は3回目で最多更新。
Folklore と “Cardigan” (2020年8月8日)、“Willow” と Evermore (2020年12月26日)が過去の2回。
BTS、ジャスティン・ビーバー、ドレイクがそれぞれ1回達成。
10分13秒ヴァージョンはチャート史上演奏時間最長。
1972年のドン・マクリーン “American Pie (Parts I & II)” 8分37秒が最長とのことだが、シングル盤のAB両面あわせての時間だから単純比較はできない。
たいていの人がA面しか聞かなかったと思う。
旧曲のリメイクをナンバー1に送り込むのは1997年のエルトン・ジョン“Candle in the Wind 1997″/”Something About the Way You Look Tonight” 以来。
エルトンはジョージ・マイケルとの “Don’t Let the Sun Go Down on Me” でも達成している。
アデルの “Easy on Me” は4週続いた1位から2位に後退。
彼女の5枚の全米ナンバー1シングルはすべて複数週の1位を記録。
ストリーミングは2%増の2,410万ながら Streaming Songs 4週続いた1位から3位に後退。
売上も70%増の2万4千8百でセールスゲイナーを獲得しながらDigital Songs 1位から2位に後退。
エアプレイ9%増の8,480万でエアプレイゲイナーを獲得して Radio Songs 2位変わらず。
ニューアルバム“30” のプロモーションで11月19日にCBSのアデル・ワン・ナイト・オンリーにおいて“Easy on Me” をパフォーマンス。
来週はまた1位復帰が濃厚だと思う。
ザ・キッド・ラロイとジャスティン・ビーバーの “Stay” は2位から3位に後退。
エアプレイ3%減の 8,690万ながら Radio Songs 10週連続1位。
リル・ナズ・エックスとジャック・ハーロウの “Industry Baby” も3位から4位に後退。
Hot R&B/Hip-Hop Songs と Hot Rap FanSongs の両チャートで9週連続通算13週目の1位。
シルク・ソニックの “Smokin Out the Window” が8位から5位に上昇。
ストリーミングは13%増の2,380万ながらStreaming Songs3位から4位に後退。
エアプレイは135%増の1,370万。
Hot R&B Songs チャートで2週連続1位。
エド・シーランの “Bad Habits” は4位から6位に後退。
エド・シーランの “Shivers” も5位から7位に後退。
グラス・アニマルズの “Heat Waves” は10位から8位に上昇。
44週目もトップ10内を維持。
42週目でのトップ10入りはチャート史上最遅記録。
Hot Rock & Alternative Songs と Hot Alternative Songs の両チャートで9週目の1位。
トップ10到達所要最多週数記録
42, "Heat Waves," Glass Animals, 2021/11/13
38, "Before He Cheats," Carrie Underwood, 2007/6/2
36, "Higher," Creed, 2000/7/8
34, "I Hope," Gabby Barrett feat. Charlie Puth, 2020/8/29
31, "Radioactive," Imagine Dragons,2013/4/13
30, "Better," Khalid,2019/4/20
30, "Rockstar," Nickelback, 2007/9/15
30, "Amazed," Lonestar, 2000/2/26
30, "This Kiss," Faith Hill, 1998/10/10
フェイス・ヒルの "This Kiss" 以外は全て2000年以降のヒット曲なのが目を引く。
息の長いヒットが生まれるようになったのはここ20年ほどだと言って良いだろう。
ドージャ・キャット の “Need to Know” は9位変わらず。
彼女にとって4枚目のトップ10入り。
ウォーカー・ヘイズの “Fancy Like” は7位から10位に後退。
1 - All Too Well (Taylor's Version) / Taylor Swift
2 1 Easy on Me / Adele
3 2 Stay / The Kid LAROI and Justin Bieber
4 3 Industry Baby / Lil Nas X and Jack Harlow
5 8 Smokin Out the Window / Silk Sonic
6 4 Bad Habits / Ed Sheeran
7 5 Shivers / Ed Sheeran
8 10 Heat Waves / Glass Animals
9 9 Need to Know / Doja Cat
10 7 Fancy Like / Walker Hayes
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