ライフ・ウィズ・ミュージック

ライフ・ウィズ・ミュージック@ブロードメディアスタジオ試写室
ジーグラー.jfif

(C) 2020 Pineapple Lasagne Productions, Inc. All Rights Reserved.
制作年:2021
制作国:アメリカ
原題:MUSIC
日本公開:2022年2月25日
上映時間:1時間47分
配給: フラッグ

監督・製作・原案・脚本☆シーア

キャスト
ズー☆ケイト・ハドソン
ミュージック☆マディ・ジーグラー
エボ☆レスリー・オドム・Jr

【あらすじ】
ズー(ケイト・ハドソン)は、アルコール依存症のリハビリテーションプログラムを受け、一人で暮らしていた。あるとき彼女は、長年顔を合わせることのなかった自閉症の妹ミュージック(マディ・ジーグラー)と暮らし始めるが、環境の変化に敏感な妹との生活に困惑する。途方に暮れるズーに救いの手を差し伸べたのは、アパートの隣人のエボ(レスリー・オドム・Jr)だった。

【感想】
シーア(Sia)が制作した映画ということで興味を持った映画。
おそらく日本ではシーアの知名度低いだろう。
1975年12月18日生まれの46歳。
2016年の "Cheap Thrills" がアメリカのシングルチャートで1位を記録。
40歳を越えたアーティストの1位獲得は快挙である。
日本で話題にのぼることはほとんど無かったと思う。
むしろ2014年の "Chandelier" の方が知っている人が多いかもしれない。
ミュージックを演じたマディ・ジーグラーは "Chandelier" のミュージックビデオに出演している。
ミュージックの姉のズーを演じたのはケイト・ハドソン。
NINEで達者な歌を披露した彼女だとはだいぶあとになって気が付いた。
実年齢よりかなり若い役を見事に演じていた。

映画はSiaオリジナル楽曲でカラフルに彩る新体感ポップ・ミュージック・ムービー。
独特の表現だけど、わりと近いのは「シカゴ」
現実とは別のステージで歌と踊りが展開する。

お話は、自閉症のミュージックと祖母が二人で暮らしているところから始まる。
祖母が心臓発作で亡くなり、異父姉のズーが呼び戻される。
母親は薬物依存で既に亡く、ズーもアル中で保護観察中。
普通に考えて自閉症の異父妹を養うのは困難。
ズーは自分自身の面倒も見られないくらいだが、隣人に支えられてなんとか困難を乗り越えていく。

お話のベースはシーア自身の実体験だそうだ。
イマジネーション豊かな自閉症の妹ミュージックを演じたのはSiaの楽曲「シャンデリア」のMVに出演して話題をよんだマディ・ジーグラー。(彼女はスティーブン・スピルバーグの「ウエスト・サイド・ストーリーでヴェルマを演じている19歳)
などと云っても、シーアを知らないむきにはチンプンカンプンであろう(笑)

マディ・ジーグラーはホントに自閉症にみえる素晴らしい演技。
レインマンのダスティン・ホフマンに勝るとも劣らない。
ズーは周りの人に支えられるが日本にはありそうにない共助である(😣)
自助・共助・公助と云うが、自助ばかりが求められ、共助も望めない日本では成立しえないストーリー。
多くの人に観てもらいたいものである。
公開はかなり先の2月25日。

ツイッターに以下の感想を投稿。
シーアさんに惹かれて観に行って大正解!楽しいミュージックと共にハートフルなお話を楽しんだ。マディ・ジーグラーさんはホントに自閉症にみえる素晴らしい演技。レインマンのダスティン・ホフマンに勝るとも劣らない。ウエスト・サイド・ストーリーも楽しみ(^^)/
#ライフウィズミュージック #感想

そうしたら、GEDEON|STREAM SIA というアカウントが引用リツイートして英訳してくれた。

6. "I always liked Sia, so I decided to go and see it, and the outcome was great! I enjoyed the heartfelt story with enjoyable music. Maddie Ziegler is a wonderful actress."

「これは意訳ですね(笑)当たらずといえど遠からず☺ 」と返信したのだが元ツイが削除されてしまった。
マディ・ジーグラーさんの演技をごちゃごちゃ褒めたらざっくりまとめられて日本語と英語の違いが痛感された。(笑)

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