やがて海へと届く





やがて海へと届く@ニッショーホール
やがて海へと届く.jpg

制作年:2022
制作国:日本
日本公開:2022年4月1日
上映時間:2時間6分
配給:ビターズ・エンド

監督☆中川龍太郎
原作☆彩瀬まる

キャスト
湖谷真奈☆岸井ゆきの
卯木すみれ☆浜辺美波
遠野敦☆杉野遥亮
国木田聡一☆中崎敏
卯木志都香☆鶴田真由
伊藤祥栄☆中嶋朋子
伊藤羽純☆新谷ゆづみ
楢原文徳☆光石研

【あらすじ】
引っ込み思案の真奈(岸井ゆきの)と、自由奔放なすみれ(浜辺美波)は親友同士だったが、一人旅に出たすみれはそのまま行方知れずになる。親友がいなくなって5年が過ぎても、真奈は彼女の不在を受け入れられずにいた。そんな折、真奈はすみれと以前付き合っていた遠野から、すみれが大事にしていたビデオカメラを渡され、そこに残されていた彼女の秘密を知る。

【感想】
映画の冒頭はアニメーション。
「千と千尋の神隠し」のような水中の線路。
”電車は来ない” というテロップ・・・
そしてビルの窓から夜景を見ている真奈の後ろ姿。
なぜか彼女は涙を流している。
いったいどういう物語が展開するのか?
期待をもたせるうまいオープニング。

そして場面は真奈とすみれの出会いの場面となる。
大学のサークル勧誘。
足元に落ちていたポーチ(重要アイテム)
拾った真奈に群がる勧誘。
そこにすみれが乱入。
ふたりとも新勧コンパに参加する。
飲み過ぎた真奈を介抱するすみれ。
からむ上級生を振り切りふたりで会場を去る。

特に説明はなく想像をかきたてられる。

この映画も結構長い歳月を描いている。
真奈やすみれの背景描写はほとんどない。
最初の真奈の涙の理由も、観ているうちにだんだん分かってくる。
原作小説を読んでいるかどうかで感想が変わってきそうだ。

最後の方でふたたび冒頭のようなアニメーション。
これで終わりかな?と思ったらさらに尺が伸びた。
前半は説明なしなのに後半の映像は説明過剰。
せっかくいい雰囲気だったのでアニメで始まりアニメで終われば良かったのにと思った。
もったいないなと思いながら観終わったが、終映後に拍手がありちょっとびっくり☺


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