シェイン 世界が愛する厄介者のうた@ユーロライブ
制作年:2020
制作国:アメリカ/イギリス/アイルランド
原題:CROCK OF GOLD: A FEW ROUNDS WITH SHANE MACGOWAN
日本公開:2022年6月3日
上映時間:2時間10分
配給:ロングライド
監督☆ジュリアン・テンプル
製作☆ジョニー・デップ
キャスト
シェイン・マガウアン
ジョニー・デップ
ボビー・ギレスピー
モーリス・マガウアン
シヴォーン・マガウアン
ヴィクトリア・メアリー・クラーク
ジェリー・アダムズ
ボノ
【あらすじ】
1957年、アイルランドにルーツを持つシェイン・マガウアンは、イギリス・ケント州のペンブリーで生まれる。10代でパンクロックと出会い衝撃を受けた彼は、仲間たちとThe Nipsを結成するが解散。1982年、マガウアンはパンクロックとケルト音楽を融合したバンド、ポーグ・マホーンを新たに結成し、後にバンド名をザ・ポーグスに改める。
【感想】
アイルランドのパンクバンド、ザ・ポーグズなどで活躍したシェイン・マガウアンのはなし。
アニメや過去の記録映像、撮り足したと思われる映像を組み合わせてアイルランドの歴史と併せて描かれていた。
一種独特のタッチで観たことのない音楽ドキュメンタリーに仕立て上げられていた。
昔の映像が残っているのには感心する。
ボブ・ディランのノー・ディレクション・ホームを観た時も、彼のデビュー前の映像がしっかり残っていて、それをマーティン・スコセッシが3時間を越える大作にまとめていたのに感心した。
この映画の制作はジョニー・デップ。
インタビュワーとして出演もしている。
ジョニー・デップは音楽に造詣が深く自身で演奏もする。
ジプシーキャラバンでは『耳に残るは君の歌声』で共演したルーマニアの タラフ・ドゥ・ハイドゥークスのつながりでインタビューに応じ「ハリウッドに流布するジプシーのイメージは偏見に充ちている」と静かに語っていた。
ランゴやスイーニー・トッドで歌っているしこういう映画の製作はお手の物だろう。
正直パンクバンドは趣味でなくセックス・ピストルズもロクに聴いたことない。
会場に来ていた人のほとんどが同様であったであろう😆
アイルランドについてもあまり報道はなく知名度ひくいだろう。
IRAとイギリスの話も多少はあるが付け足しみたいなもの。
語られていることの大半は音楽のこと。
パンクはともかく、音楽に興味のない人にはまったく用のない映画だったと思う。
最後は還暦記念コンサートの映像である。
ジョニデがギターを弾きボノが歌っていた。
それだけですげ〜と思った😆
また、アイルランドの大統領が登壇してトロフィーを渡していた。
あまりにもドメスティックな日本ではまったく話題にのぼることのないアーティストの貴重な映像。
たいへん勉強になりました。
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