Billboard 2022年6月4日

【アルバム】
Harry's_House.pngハリー・スタイルズの “Harry’s House” が52万1千5百ユニットで1位に初登場して3枚目の1位。
50万ユニット越えは昨年12月4日付でアデルの30が83万9千ユニットをたたき出して以来。
2019年の前作 “Fine Line” は47万8千ユニット(39万3千枚)2017 年のセルフタイトルのデビューアルバムは23万ユニット(19万3千枚)でそれぞれ初登場ナンバー1。
押しも押されもしない大スターに成長。
元1Dメンバーではトップを走っているといっていいだろう。
レコードの売上枚数が18万2千枚で1991年から始まったLuminateの集計では最高の売上を記録。
昨年11月18日にテイラー・スイフトのRed (Taylor’s Version) が記録した11万4千枚をはるかに上回った。
アメリカでは、Apple Music with Zane Lowe (5月16日), SiriusXMのThe Howard Stern Show (5月18日), NBCのToday (5月19日) やNPRの Morning Edition (5月20日)に出演してインタビューに応えパフォーマンスを行い5月20日にはNYのUBSアリーナで開催された Apple Musicのライブ One Night Only が配信されたりしているようだが日本ではまったく話題にのぼらないのはいつものことだ。
くだらない煽り運転や海外の事故映像をしつこく流すくらいなら他の話題をとりあげて欲しいものである。
52万1千5百ユニットのうち売上は33万枚。
ストリーミングユニットは18万9千でこれは2億4,696万回のオンディマンドストリーミングに相当する。

バッド・バニーの “Un Verano Sin Ti” は15%減の15万5千ユニットながら2変わらず。

ケンドリック・ラマーの “Mr. Morale & The Big Steppers” 先週の初登場1位から3位に後退。
ポイントは68%減の9万6千ユニット。

フューチャーの “I Never Like You” は14%減の7万7千ユニットで3位から4位に後退。

ザック・ブライアンの “American Heartbreak” が7万1千5百ユニット(6千枚)で5位に初登場して初のトップ10入り。
ストリーミングユニットが6万4千5百でこれは8,409万回のオンディマンドストリーミングに相当する。

モーガン・ウォレンの “Dangerous: The Double” は7%減の5万1千5百ユニットで5位から6位に後退。

ジャック・ハーロウの “Come Home the Kids Miss You” は6位から7位に後退。
ポイントは26%減の4万1千ユニット。
2020年の “Thats What They All Say” は5万1千ユニット(2千枚)で初登場最高5位。

オリビア・ロドリゴの “Sour” は9位から8位に上昇。
ポイントは1%増の3万2千5百ユニット。

トゥモローバイトゥギャザーの “Minisode 2: Thursday’s Child” は先週の初登場4位から9位に後退。
ポイントは55%減の3万5百。
昨年の “The Chaos Chapter: Freeze” は4万3千ユニット(3万9千枚)で初登場最高5位。

リル・ダークの “7220” は7%減の2万7千ユニットながら10位変わらず。

1 – Harry’s House / Harry Styles 521,500 (330,000)
2 2 Un Verano Sin Ti / Bad Banny 155,000
3 1 Mr. Morale & The Big Steppers / Kendrick Lamar 96,000
4 3 I Never Liked You / Future 77,000
5 – American Heartbreak / Zach Bryan 71,500 (6,000)
6 5 Dangerous: The Double / Morgan Wallen 51,500
7 6 Come Home the Kids Miss You / Jack Harlow 41,000
8 9 Sour / Olivia Rodrigo 32,500
9 4 Minisode 2: Thursday’s Child / TOMORROW X TOGETHER 30,500
10 10 7220 / Lil Durk 27,000

【シングル】
ハリー・スタイルズの “As It Was” が2位から1位に上昇して通算4週目の1位。
ハリー・スタイルズの今週アルバムチャートで初登場1位を飾った “Harry’s House” からのシングルはトップ10内に “Late Night Talking” 4位 “Music for a Sushi Restaurant” 8位 ““Matilda” が9位に初登場でランクイン。
イギリスのアーティストの4曲がトップ10内にランクインするのはザ・ビートルズが1964年に4週記録して以来なんと58年ぶり。
ビートルズはそのうち2週は5曲をトップ10内に送り込んでいる。
当時と事情がまったく異なるので話のたねと云ったところ(笑)
エアプレイ5%増の7,370万でRadio Songs 3週連続1位。
ストリーミング58%増の3,560万でStreaming Songs 10位から1位に上昇して通算2週目の1位。

“Late Night Talking” “Music for a Sushi Restaurant” “Matilda” はそれぞれストリーミング2,700万、2,080万、2,040万で Streaming Songs 3位4位5位に初登場。

ジャック・ハーロウの “First Class” は1位から2位に後退。
エアプレイ14%増の6,800万で6週連続エアプレイゲイナーを獲得してRadio Songs 3位から2位に上昇。
Hot R&B/Hip-Hop Songs と Hot Rap Songs の両チャートで通算6週目の1位。

フューチャー フィーチャリング ドレイクとテムズの “Wait for U” は4位から3位に上昇。

リゾの “About Damn Time” は9位から5位に上昇。
エアプレイ25%増の3,530万。
売上14%減の1万1千9百ながら Digital Song Sales チャートで1位に上昇。
Hot R&B Songs チャートも1位に復帰して通算2週目の1位。

グラス・アニマルスの “Heat Waves” は12位から6位に上昇してトップ10再突入。
Hot Rock & Alternative Songs と Hot Alternative Songs の両チャートで36週目の1位。

ラットの “Big Energy” も10位から7位に再上昇。

バッド・バニーとチェンチョ・コレオンの “Me Porto Bonito” が14位から10位に上昇。
Hot Latin Songs チャートで2週目の1位。

1 2 As It Was / Harry Styles
2 1 First Class / Jack Harlow
3 4 Wait For U / Future featuring Drake and Tems
4 - Late Night Talking / Harry Styles
5 9 About Damn Time / Lizzo
6 12 Heat Waves / Glass Animals
7 10 Big Energy / Latto
8 - Music for a Sushi Restaurant / Harry Styles
9 - Matilda / Harry Styles
10 14 Me Porto Bonito / Bad Bunny and Chencho Corleone

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