ゲキ×シネ「狐晴明九尾狩」





ゲキ×シネ「狐晴明九尾狩」@新宿バルト9

制作年:2022
制作国:日本
日本公開:2022年6月24日
上映時間:2時間54分
配給・著作:ヴィレッヂ
配給:ティ・ジョイ

作☆中島かずき
演出☆いのうえひでのり

キャスト
安倍晴明☆中村倫也
タオフーリン☆吉岡里帆
尖渦雅☆浅利陽介
虹川悪兵太☆竜星涼
ランフーリン☆早乙女友貴
蘆屋道満☆千葉哲也
元方院☆高田聖子
藤原近頼☆粟根まこと
賀茂利風☆向井理

【あらすじ】
平安時代の中ごろ、京の都で宮廷陰陽師として仕える安倍晴明(中村倫也)は、圧倒的な陰陽道の才能から「狐晴明」と呼ばれていた。ある夜、九つの尾を持つ凶星を見た彼は、唐の滅亡後大陸を戦乱状態に陥らせた九尾の妖狐が日の本に現れたことを悟り、急いで参内する。しかし九尾の妖狐退治は、大陸で学問を修めて帰国した陰陽師宗家の跡取り・賀茂利風(向井理)に命じられる。だが、妖狐はすでに利風の体を乗っ取り内裏に侵入していた。その事実を見抜いた晴明は、妖狐を倒すべく動きだす。

【感想】
6月8日(水)新宿バルト9で開催された #式神宣伝隊 最速試写会で鑑賞。
#式神宣伝隊 は9割以上が女性だった。
劇団新感線の舞台は女性優勢だが、9割女性ということはない。
バルト9のロビーが女性だらけでどうしたんだろうと思ったら、#式神宣伝隊 だった(笑)
看板と映像パネルが設置されていて多くの女性が写真を撮っていた。
狐晴明ロビー.jpg

上映前にヴィレッジ糸永さんの口上あり。

ドリンクにKサイズというのがあったのでスタッフに何の略だと思う?と聞いたら「KIDS」ですかね〜
別の人に聞いたらKING?
KIDSをKINGにする新宿バルト9にようこそ。
笑った😆

ゲキ×シネの歴史は18年。
色々な舞台の映像化作品を観ているがゲキ×シネがベスト。
劇団新感線の舞台は最初から映像化を念頭において演出されているからだろう。
音響にも凝っており、本作は「DUNE 砂の惑星」で第94回アカデミー賞録音賞を受賞したロン・バートレット氏が手がけている。
本番舞台とはまた違った迫力のある音が体験できた。

2021劇団☆新感線41周年興行秋公演いのうえ歌舞伎「狐晴明九尾狩」は昨年9月22日(水)赤坂ACTシアターで鑑賞した。
最後列での鑑賞ということもあり、いまひとつの舞台に感じた。
今回ゲキ×シネで観て、その理由がかなりわかった。

狐晴明九尾狩は全体的に芝居が多く、歌は2回しかない。
あとはアクションで新感線の舞台としてはストレートプレイに近い。
晴明や利風が手元に式神の札を持って芝居をするわけだが、遠くからでは見えない。
歌や踊り、殺陣なら遠くからみてもわかる。
が、細かい芝居は顔の表情や所作が見えないと伝わりにくい。
今回ゲキ×シネで観て、なかなか良い芝居だったことがようやくわかった(笑)
赤坂ACTで観劇した時はよく見えなかったところが色々と確認できて良かった。

席が悪くて舞台の印象がいまいちだった時はゲキ×シネで観るのが良い。
できれば良い席で舞台を鑑賞して、細部の確認のために観られれば一番。
九尾狩りは人気が高くてチケット取るのもたいへんだった。
悪い席で観てフラストレーションためるよりゲキ×シネを待った方が良かったかもしれない(笑)



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