島守の塔@ニッショーホール
制作年:2022
制作国:日本
日本公開:2022年7月22日
上映時間:2時間10分
配給:毎日新聞社
ポニーキャニオンエンタープライズ
監督・脚本☆五十嵐匠
キャスト
島田叡☆萩原聖人
荒井退造☆村上淳
比嘉凛(沖縄戦時)☆吉岡里帆
比嘉由紀 ☆池間夏海
牛島満☆榎木孝明
長勇☆成田浬
八原博通☆水橋研二
比嘉凛(戦後)☆香川京子
【あらすじ】
第2次世界大戦末期の1945年。沖縄が戦場となる危機が迫る中、知事として本土から赴任した島田叡(萩原聖人)は、自分が来る以前から県民の疎開に尽力していた沖縄県警察部長の荒井退造(村上淳)と共に県民の安全確保を目指す。4月、アメリカ軍が沖縄本島に上陸し日本軍との間で激しい戦闘が行われ、住民を巻き込む凄惨(せいさん)な地上戦へと突入。島田は住民を追い詰める軍の指令に苦悩しながらも、荒井と共に県民の命を守るために奔走する。
【感想】
沖縄復帰50年にちょうどぴったりの反戦映画。
田原総一郎が言っていた「軍隊は国民を守らない」がよく分かる😆
防衛費増やしていったい何を守るつもりなのだろう(笑)
少なくともオレや、こんなブログ記事読んでいる者は一切護られないと思う。
沖縄戦の犠牲者は20万。
軍隊の戦死者は半分以下の9万にしかすぎない。
この映画でも女学生が兵隊に戦陣訓
「生きて虜囚(りょしゅう)の辱(はずかしめ)を受けず、死して罪過の汚名を残すこと勿(なか)れ」
を叩き込まれる嫌なシーンがある。
「ひめゆりの塔」に出演した香川京子さんが最後に出演するが悲劇のもとになっている。
比嘉凛は生き延びるが彼女も最後まで神風が吹いて日本が勝つと信じている。
教育は非常に大切だ。
クランクインしたのは2年前
2020年3月25日に沖縄県うるま市の伊計島でクランクイン。
ちょうど志村けんさんが亡くなった頃。
スタッフが11名倒れコロナ禍もあり延期になった。
普通延期は中止ということだが1年8ヶ月後に再度クランクインして完成した奇跡のような映画。
低予算でスペクタクルな戦闘シーンなんかは無い。
ところどころで米軍が撮影したシーンがはさまれる。
戦闘といっても洞窟にこもってのゲリラ戦。
あとは泥だらけになって逃げる民衆のシーンが印象的。
この映画で描かれる島田知事や荒井部長、牛島中将は立派。
立派なひとたちがなぜこんな犬死とも云える横死を遂げなければならなかったのか?
たいした反省もなく防衛費倍増を言い出しているバカな日本政府の要人は全員この映画をみて感想文を書け!(笑)
そういう映画でした。
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