スワンソング@ユーロライブ
制作年:2021
制作国:アメリカ
英題:SWAN SONG
日本公開:2022年8月26日
上映時間:1時間45分
配給:カルチュア・パブリッシャーズ
監督☆トッド・スティーヴンス
音楽☆クリス・スティーヴンス
キャスト
パット☆ウド・キア
ディー・ディー☆ジェニファー・クーリッジ
ダスティン☆マイケル・ユーリー
リタ☆リンダ・エヴァンス
ユーニス☆アイラ・ホーキンス
スー☆ステファニー・マクベイ
【あらすじ】
アメリカ・オハイオ州サンダスキーの老人ホーム。ヘアメイクドレッサーの仕事を引退し余生を送る“ミスター・パット”ことパトリック・ピッツェンバーガー(ウド・キア)は、思わぬ依頼を受ける。それはかつての顧客で町の名士だったリタ・パーカー・スローン(リンダ・エヴァンス)が残した「死化粧はパットに頼んでほしい」という遺言に基づいた依頼だった。ゲイとして生き、パートナーに先立たれていたパットの脳裏には、さまざまな思い出が去来する。
【感想】
実在の人物パットマンをモデルにゲイとして生きた老人の晩年を描く。
老人が主人公の映画はつまらないことが多いがこれは例外。
なにしろ設定からして(日本では)非日常である。
主人公のパッドマンもそれを演じたウド・キアーも監督もゲイ。
海外の映画はこのパターン多い😆
老人ホームで退屈とも云える日々を送っているパット。
かつての上顧客リタ・パーカー・スローンの遺言を彼女の弁護士から聞かされる。
彼女とはある確執があり、パットは即座に断ってしまう。
断ったら映画が終わってしまう(笑)
一度は依頼を断るが、パットは映画を盛り上げるため老人ホームを脱出。
サンダスキーの街にヒッチハイクと徒歩でむかう。
まっさきに彼が向かったのはかつてのパートナーの墓。
幻想いりまじった不思議なシーンが展開する。
ゲイバーに立ち寄ったら、ちょうど閉店最後の日。
その世界では有名人だったパッドマン。
世代交代して直接の知り合いはもういない。
それでも同好の士同志。
ドアラグクイーンのヘアメイクを手伝ったりしてすぐに意気投合。
最後はシャンデリアのハットをかぶって登場。
感電事故おこして病院送りとなる。
⇒これじゃあ依頼の死化粧に間に合わないじゃないか!
心配になったけど、パッドマンは点滴むしり取って病院も脱走するのである(笑)
そしてとうとうリタ・パーカー・スローン(リンダ・エヴァンス)と対面する。
リンダ・エヴァンスは長いこと引退状態だったらしいが、台本読んですぐに出演を決めたとのこと。
彼女の撮影は最終日に一日で行ったそうだ。
ネタバレはつまらないので書かないけど、果たしてどんな結末になったのか?
ひねりも利いてなかなかのエンディング。
かたいこと言わずに楽しんで欲しい。
もうひとつだけ付言すると、音楽の使い方がグッド👍
監督の弟、クリス・スティーヴンスは代役だったらしいが次からは彼が担当するらしい。
映画の題名はスワンソングだが、これがトッド・スティーヴンス監督のスワンソングというわけではありません(笑)
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