第2期ヒューリック杯白玲戦七番勝負第一局大盤解説会

8月27日(土)にグランドニッコー東京 台場で開催された大盤解説会に出かけた。
大盤解説会への参加は本当にひさしぶり。
第67期名人戦七番勝負第4局羽生名人VS郷田九段戦以来13年ぶりだと思う。
当時毎日ホールで開催された大盤解説会は無料で観客はほぼ男性100%だった。
ところがその後の将棋界の革命(笑)はみなさんご承知のとおり。
有料になり、女性の参加率も2割弱くらいに上昇している。
オーヴァードホールでの解説会は14時開始。
13時30分少し前に会費の千円をはらって入場した。

解説は中村太地七段。
中村大地七段.jpg

聞き手は藤田綾女流二段。
藤田.jpg

局面は下図のあたり。
どうみても後手の西山白玲が指しやすそうな局面だった。
白玲1.png

14時に大盤解説会が始まった。

まずは初手からの指し手を振り返って解説。
最近の里見女流五冠の西山は白玲対策は中飛車模様から居飛車に振り直す作戦が多く、それでよく勝っているとのこと。
本局は右銀でなく左銀を5七に繰り出すオーソドックスな作戦。
しかしながら作戦失敗ですでに後手の西山白玲が優勢とみられている。
白玲2.png

苦しくなった里見五冠は長考して局面が動かない。
その間は中村七段と藤田女流がトークでもりあげる。
グランドニッコー東京 台場の対局室は景色が良くて西には東京タワー。
東側は東京湾で足元にはヴィーナスフォート。
ヴィーナスフォートは2022年3月27日に閉館。
控室では佐藤会長がヴィーナスフォートの想い出をお話していたそうだ。
オレは乗ったことがないので分からないが観覧車はスケルトン。
娘さんと乗った時、怖くて娘さんに手を握ってもらった。
どちらが保護者か分からない、みたいな話で大笑い。

指し手の解説だけでなく、トークのうまい先生と聞き手女流が多くて感心する。
だいたい予想通り進展にしていったん解説陣は休憩にはいる。
この局面は先手相当困っている(はず)
5七銀 と引いても 同角成 と切られて潰れているしどうするのだろう?と思った。
白玲3.png

再開後に登壇したのは立ち合いの佐藤天彦九段と清水市代常務理事。
佐藤天彦九段.jpg

現局面について解説を行った。
佐藤天彦九段をみるのはたぶん初めてですごく儲けた気分(笑)
色々と突っ込んだ読み筋の解説があった。

4五銀 のあとは 6二歩 同金引 9四歩 同歩 9二歩 同香 9三歩 同香 8五桂 と進行。
6二歩 同金引 をめぐる攻防について中村七段も詳しく解説されていたが、どちらにしても先手が苦しい局面となっている。
以下 6六歩 同飛 4六角 同角 同飛 と進行して後手の銀得。
後手楽勝だとオレは思った。
その後は 5七角 4四飛 5五銀 として 角を端に効かせる筋が解説されていたが里見五冠の指し手はなんと5七銀。
以下 4四飛 5五角 と進行した。
白玲4.png

ここでは単に2四角もあったと思うが西山白玲は8四飛。
以下 9三桂成 同桂 8六香 6五歩 同飛 2四角 4六歩 と進行。
ここでは 5四銀 と打つのかな?と思って見ていたら 6四歩。
以下西山さんは決め手を見つけられず小刻みに悪い手を指して自滅してしまったイメージ。
18時5分に127手で先手の里見挑戦者の先勝となった。
その後大盤解説会の会場に対局者のおふたりが登壇。
西山朋佳白玲
西山白玲.jpg

里見香奈女流五冠
里見五冠.jpg

お疲れのところすごいファンサービス。

その後は若干の抽選会イベントもあり大満足で帰宅。
各地で解説会が開催されるのでみなさん参加して盛り上げてください!

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