
前作「薔薇とサムライ」は2010年4月2日(金)@赤坂ACTシアターで観劇。
あれから12年半も経ったとは信じられない。
翌年にゲキ×シネも鑑賞。
舞台はACTシアターの後ろの方で観たので細部わからず。
ゲキ×シネで観るとより興趣が深まることは間違いない。
新感線の舞台は今年4月の「神州無頼街」以来半年ぶり。
今回も収容率100%で出演者もいつも通りの通常公演だった。
公演日程
【富山公演】2022年9月9日(金)~9月11日(日)オーバードホール
チケット
S席 13,800円 A席11,000円B席7,500円
【新潟公演】2022年9月22日(金)~9月25日(日)新潟県民会館大ホール
チケット
S席 13,800円 A席11,000円
【大阪公演】2022年10月5日(水)~10月20日(木)フェスティバルホール
チケット
S席 15,800円 A席12,500円ヤングチケット2,200円
【東京公演】2022年11月1日(火)~12月6日(火)新橋演舞場
チケット
1等席 15,000円 2等席10,000円3階A席8,000円3階B席3,500円桟敷席16,000円
【作】中島かずき
【作詞】森雪之丞
【音楽】岡崎司
【演出】いのうえひでのり
【出演】
石川五右衛門/古田新太
クイーン・アンヌ/天海祐希
ロザリオ・イクシタニア/石田二コル
ラウル・ド・ボスコーニュ/神尾楓珠
マリア・グランデ女王/高田聖子
ケッペル・レンテス/粟根まこと
エリザベッタ・アミスタ内務大臣/森奈みはる
マキシミリアン・ド・ラブズブール☆ムッシュ・ド・ニンジャ/早乙女友貴
ベルナルド・アミスタ/西垣匠
ボルマン・ロードス宰相/生瀬勝久
/右近健一/河野まさと/逆木圭一郎/村木よし子
/インディ高橋/山本カナコ/礒野慎吾/吉田メタル
/中谷さとみ/保坂エマ/村木仁/川原正嗣/武田浩二
/冠徹弥/教祖イコマノリユキ
シャルル・ド・ボスコーニュ/浦井健治(映像出演)
【あらすじ】
17世紀初め。
女海賊アンヌ・デ・アルワイダ(天海祐希)が天下の大泥棒石川五右衛門(古田新太)の協力を得てコルドニア王国の混乱を収め、国王となってから10数年が過ぎようとしていた。
南の島、デルソル島。
科学者ケッペル・レンテス(粟根まこと)がとある研究に勤しんでいると、島を欧州の兵が襲撃。島民を奴隷として捕まえていく。が、そこに現れた五右衛門のおかげで兵士達を撃退する。
彼らがコルドニア王国の兵士だと気づく五右衛門。平和主義だったアンヌがなぜ? 訝しんだ五右衛門は彼女の真意を確かめるため、ケッペルと共にコルドニアに向かう。
その頃、コルドニアには新たな危機が訪れようとしていた。
周辺諸国の征圧を狙うソルバニアノッソ王国の女王マリア・グランデ(高田聖子)が、隣国ボスコーニュ公国を併合しようとしていた。
その調印式に招待されたアンヌは、才覚を見込んで供にしているイクシタニア王国の王女ロザリオ・イクシタニア(石田二コル)とともに、ソルバニアノッソの宮殿に赴く。
調印式の祝賀会には、ボスコーニュ公国の国王シャルル一世の弟、ラウル・ド・ボスコーニュ(神尾楓珠)がいた。シャルル一世が海難事故で生死不明の今、彼がボスコーニュの代表だった。将軍の寝返りにあい、国民を守るためには不利な条件の併合を受け入れるしかなかったのだ。
その席で、自分に従うようアンヌを脅すマリア。彼女の狙いはイクシタニアとコルドニアだ。だがアンヌは、コルドニアとその友人たちの自由が脅かされれば立ち向かうと宣言する。
アンヌと行き違いにコルドニアに着いた五右衛門は、そこでボルマン・ロードス宰相(生瀬勝久)と出会う。今でこそ一国の宰相となっているボルマンだったが、かつては五右衛門と同業だった。たぐいまれなる料理の腕で貴族に取り入り油断させ、その家の宝を根こそぎ奪う。“舌の魔術師”と呼ばれる泥棒だったのだ。ボルマンの野望に気づく五右衛門だったが、彼の策にはまり、身動きを封じられてしまう。
外にマリア、内にボルマン。二つの脅威に挟まれるアンヌと五右衛門。
親友エリザベッタ(森奈みはる)とその息子ベルナルド(西垣匠)やマリアの息子マクシミリアン・ド・ラブズブール(早乙女友貴)も巻き込み、事態は風雲急を告げる。
そしてコルドニアに魔の手が迫る中、アンヌにも予想外の事態が!
果たしてアンヌは己の誇りにかけて、国と民を護れるか――!?
【感想】
9月11日(日)オーバードホール。
演しものは2022劇団☆新感線42周年興行秋公演/SHINKANSEN☆RX「薔薇とサムライ2-海賊女王の帰還-」。
オーバードホールは富山駅のすぐそば。
ひろびろとした空間が広がるたいへん良いところである。
エレベーターで上階にのぼり立山連峰などを眺めた。
展望台がないところが玉に瑕である。
公演予定時間は3時間20分。
観客は90%以上が女性のイメージ。
劇団新感線の舞台は女性客が多いけど今回の演目はさらに極端なまでに女性が多かった。
定刻の12時30分ぴったりにジューダス・プリーストの“Heavy Duty/Defenders Of The Faith”が流れ出す。
まだ場内は明るいが曲の終わりで暗転。
ケッペル・レンテスたちが集うデルソル島の場面でスタート。
いきなりデカールたちが島の住民たちを襲う。
続いて舞台はヨーロッパ。
ソルバニアノッソのマリア・グランデ女王がボスコーニュ王国を併合する調印式のシーン。
マリア・グランデ女王は高田聖子さんが演じているが前作「薔薇とサムライ」のマローネとは違う役。
演じている中身はまったく同じと言っていいんですけどね😆
そして本作の主役アンヌ・デ・アルワイダの登場となる。
天海祐希さんの独壇場である。
最初の30分足らずでたぶん3回衣装の早変わりしていたと思う。
かっちょいい(笑)すげーと思った。
そして、マリアとのからみでは、まさに宝塚ってな調子の歌で会場内はものすごく盛り上がる。
やはりこの演目の華は天海さんである。
彼女に尽きる演目を堪能した。
当初ロザリオ役は広瀬アリスさんとアナウンスされていた。
楽しみにしていたが早々と降板になりがっかり。
石田ニコルさんにはあまり期待していなかった(ごめん)
ところがすっとこどっこい。
彼女はたいへん良かったのである。
他の若いキャスト神尾楓珠さん西垣匠さんも良かったけど彼女は出色のでき。
彼女のことはあまり知らなかったが今後も注目したい。
他のキャストでは、マキシミリアンとニンジャのダブルキャストを演じた早乙女友貴さんは安定のでき。
同じ人が演じているとは思えなかった。
もちろん立ち回りのキレも際立っていた。
他の主要キャストでは生瀬さんも良かった。
押し出しがよく歌もうたえてボルマン役にピッタリ。
アタマにのっけたかぶりもの邪魔だったんじゃないかと少し心配した(笑)
ひさしぶりのRX。
ぞんぶんに楽しめる舞台となっていたと思う。
第一幕は14時1分まで。
休憩20分でしたが上述のとおり女性客が多くてトイレが大行列。
第二幕が始まったのは14時24分。
終演は15時51分。
カーテンコールは5分近くありすぐにスタンディングオベーション。
数度のカーテンコールの後、恒例の千穐楽煎餅撒き。
コロナ禍のご時世で、古田さんが音頭をとってエア煎餅撒き。
キャスト全員エアで煎餅をさんざん撒きました(笑)
終演後は規制退場。
ところが富山の人?はせっかちなのか慣れていないのか分からないが退場していく人が続出。
色々なイベントに参加しているが、こんなに規制退場守らない人が多いのは初めてでした。
多少急いだところで長い人生に何のプラスもない。
最後までマナーを守って観劇しましょう(笑)
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