
制作年:2022
制作国:日本
日本公開:2022年11月18日
上映時間:1時間27分
配給:ビターズ・エンド
監督・脚本・編集☆関友太郎
平瀬謙太朗
佐藤雅彦
キャスト
宮松☆香川照之
健一郎☆津田寛治
谷☆尾美としのり
藍☆中越典子
里帆☆野波麻帆
潮田☆大鶴義丹
國本☆尾上寛之
初老の男☆諏訪太朗
医師☆黒田大輔
【あらすじ】
エキストラ役者の宮松(香川照之)は、あるときは時代劇で弓矢に撃たれ、またあるときはヤクザの一人として路上で銃撃されるなど、さまざまな劇中で殺され続けていた。エキストラとしてひたすら殺される役柄に取り組む彼には過去の記憶がなく、自分が何者で何を好み、どこで何をしていたのか一切思い出せない。それでも宮松は毎日数ページだけ渡される主人公ではない人生を演じ続けるのだった。
【感想】
8月に3年前の銀座の高級クラブでのわいせつ行為が報道されてテレビやCMから姿を消した香川照之さんの主演映画。
13代目市川團十郎襲名披露公演の「十二月大歌舞伎」(12月5~26日、歌舞伎座)で俳優復帰するそうだ。
もちろん彼の行為は褒められたものではない(笑)
が、これだけ早く復帰できるのには色々と理由があるのだろう。
この映画で香川さんはエキストラ俳優を演じている。
わかっちゃいるが達者な演技でさすがと思わせられるものがある。
ちょっとした表情や仕草。
天性の役者なんだなと感心した。
映画自体のギミックも面白い。
映画のなかに映画を撮る世界が交じり合い境界があいまいだ。
京都における里帆との関係は謎。
藍の元を尋ねるパートは現実の世界だろう。
両者がクロスして最後はまた最初の世界にもどる。
香川さんの演技が素晴らしいのと同時になかなか面白い映像世界を堪能した。
香川さんをあまり叩く声も出ないようだ。
この映画も大ヒットはしないだろうがそこそこヒットして彼の復活につながるといいなと思った。
はやくカマキリ先生の続編を観たい(笑)
酒なんか飲まずに🐞を採ってがんばって欲しいと思う。
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