コンペティション




コンペティション@神楽座
コンペティション.jpg

制作年:2021
制作国:スペイン/アルゼンチン
英題:OFFICIAL COMPETITION
日本公開:2023年3月17日
上映時間:1時間54分
配給:ショウゲート

監督・共同脚本☆ガストン・ドゥプラット
マリアノ・コーン

キャスト
ローラ・クエバス☆ペネロペ・クルス
フェリックス・リベロ☆アントニオ・バンデラス
イバン・トレス☆オスカル・マルティネス
ウンベルト・スアレス☆ホセ・ルイス・ゴメス
マティアス☆マノロ・ソロ
フリア☆ナゴレ・アランブル
ディアナ・スアレス☆イレーネ・エスコラル
ビオレタ☆ピラール・カストロ
ダリオ☆コルド・オラバリ
アリエル☆フアン・グランディネッティ

【あらすじ】
大富豪の起業家は自らのイメージアップのため、超一流の映画人を起用した傑作映画の製作を決意する。変わり者だが映画賞常連の天才監督ローラ(ペネロペ・クルス)、世界的大スターのフェリックス(アントニオ・バンデラス)、そしてベテラン舞台俳優のイバン(オスカル・マルティネス)が集結し、ベストセラー小説の映画化に着手する。しかし、それぞれ癖の強い3人は事あるごとにぶつかり合い、リハーサルは紛糾してしまう。

【感想】
ツイッターには以下の感想を投稿。

「名優ふたりの演技 #コンペティション がリハーサルの形で繰り広げられる。パワハラまがいの演技指導が爆笑もの。笑えない演技で互いに嫌がらせを仕掛けた果ての結末はエンドレス。こんな爆笑コメディは珍しい。必見!」

終映後のトークに深田監督が登壇。
立田敦子さんと映画製作についてのお話を聞いた。
この映画で描かれたような監督によるパワハラまがいの演技指導はある。
例として挙げられたのは故人だから良し!ということでクロサワ😆
蜘蛛の巣城の撮影で早稲田の弓道部(しろうとまがい)が射る矢の中を三船敏郎は本気で逃げた。
天気待ちで何日もなんにもせず、説明もなく待たされた。
監督の気分次第。
⇒予算があるからできた(深田監督)
また、深田監督によると、監督は演技のプロではなく演技指導といっても感覚。
何が良くて何が悪いか決めるのは監督。
したがってこの映画で描かれたようなパワハラまがいの演技指導はある。

色々大笑いできるのだが・・・
画像もある次の絵は、クレーンで吊った大きな岩石の下で(緊張感もって)リハーサルしているところ。
のちにこの岩ははりぼてであることがわかる😆
コンペティションmain.jpg

ラップでぐるぐる巻きにされて動けない目の前で、持ってきた各種受賞トロフィーを破壊されるシーンも笑えた。

一番のしかけはおおがかりだった。
まずはフェリックスが、自分の重病をカミングアウト。
すっかり騙されたローラとイバン。
イバンはローラに、もしフェリックスがダメだったら、自分が二役で出演すると提案。
最後にこれがどうなったか?
間違いなく大笑いできると思う。

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