NHK杯戦 大石直嗣七段VS丸山忠久九段

本日放映されたNHK杯テレビ将棋トーナメントは久しぶりに面白かった。
丸山九段の一手損角換わりに大石七段が早繰り銀で対抗。
リードしたが81手目の 7三成香 が緩く後手の丸山九段が優勢に立つ。
大石丸山1.png

丸山九段勝勢で迎えた107手目大石七段の 2一龍 の局面がハイライト。
大石丸山2.png

結論としては 2二香 が最善手。
2二桂 が次善手であとは負け。
丸山九段は 3三玉 と逃げたため詰まされてしまった。
3三玉 に大石七段は 2二角 と打った。
本譜は以下 4二玉 3一龍 5二玉 5三歩 同玉 5一龍 5二歩 6五桂 まで117手で大石七段の勝ちとなった。
大石丸山3.png

丸山九段は 2二角 に 2四玉 と逃げた時の詰め筋 1三角成 をうっかり。
1三角成 に 3三玉 と逃げれば詰まないようにみえるが 2二馬 とされる。
2四玉 と逃げれば元通りのようだが 3二馬 と寄られてしまう。
大石丸山参考1.png

以下 3五玉 に 2七桂 と打ち、2六玉 は 1七金、4四玉 は 5四金 までだ。

2一龍 に 2二金 は、3二角 3三玉 4三金 2四玉 2二龍 3五玉 2七桂 2六玉 1七金 まで。
2一龍 に 2二銀 は、3二角 3三玉 2二龍 同玉 2三銀 3三玉 4三金 2四玉 3四銀成 同玉 3五歩 同玉 2七桂 2四玉 2三金打 3四玉 3三金右 2四玉 2三角成 まで。

2二香 の場合を研究すると結構難しい。
以下 4一角 3三玉 2二龍 4四玉 7七金 の進行が予想される。
ここで 9六銀 と縛れれば良いが 4一角 が利いていて打てない。
そこでたぶん 8四桂 と縛ることになる。
8四桂 は 7九銀 以下の詰めろで受けが難しい。
大石丸山参考2.png

簡単ではないが後手の勝ち。
2二香 ではなく 2二桂 と合駒をした場合、同様に進行して 8四桂 が打てない。
後手勝ちとは思うが紛れると思う。
独自の研究なのですっぽ抜けているかもしれません。
諸賢の検証を俟ちます。
結構面白い終盤で楽しめました。

この記事へのコメント